天開稲荷神社および奥の院から再び戻ってきました。次に向かったのは東神苑と呼ばれる辺りでした。「山登り」でかなりくたびれましたが、せっかく来たのだから、東神苑も見て回りたかったものでした。
東神苑
文書館および曲水の庭は通常は一般客は立入禁止です。曲水の庭では毎年3月第一日曜日に「曲水の宴」が行われます。その模様は県内のローカルニュースで取り上げられます。
東神苑は宝物殿の右手側に広がる
宝物殿の右手 如水の井戸
如水社 黒田如水を祭っている
文書館 立入禁止
曲水の庭 門 文書館の右手に位置する
曲水の庭 文書館の右手に位置する
曲水の庭
曲水の庭よりも東方面を見やると、だざいふ遊園地のエントランスがあります。そのエントランスを左手に、そのまま東へ進むと、順に「紫藤館」(研修所)「ボーイスカウトの施設」「新馬馬小屋」「鬼すべ堂」(正月の神事のみ使用)「祖霊殿」(斎場)が見えてきます。このあたり一帯は、あまり一般の参拝客には関係がなさそうです。タイトなスケジュールの方は、東方面の観光はカットしても問題はなさそうです。
左より 曲水の庭 だざいふ遊園地 紫藤館 博物館トンネル 邂逅の苑
このあたりは人の姿もまばらで、同じ境内であっても、参道から本殿にかけての混雑ぶりとは全く異なります。この辺りの施設は関係者以外は立ち入りができません。
鬼すべ堂 毎年1月7日に「鬼すべ神事」が行われる
祖霊殿(斎場)より先(東)に進むと、県道610号線の下をくぐり境内から離れます。その先は筑紫野市の住宅団地です。
斎場 祖霊殿 この先の県道610号を過ぎれば筑紫野市に入る
祖霊殿まで行ったあとは、来た道を戻って「邂逅の苑」へ。邂逅(かいこう)とは「思いがけず出会う」「巡り合う」の意味です。わたくしの場合は…素敵な異性との巡り合いは皆無でしたが、思いがけない人と巡り合われた(邂逅)人もいるのでは?
入ってすぐの場所に四阿があります。また、苑内を歩いてみると句を詠んだ石碑が多く建立されています。邂逅の苑以外にも、境内にはたくさんの石碑があります。わたくしはさすがに全部の碑を確認することはできませんでした。
邂逅の苑 銘板
邂逅の苑 四阿はこのときは外国人が利用していた
「菖蒲池」へ向かいました。5月下旬の時点で、ショウブの花の季節は若干、早かったですが、幸いにも花が咲いている株がありました。スケッチ大会でしょうか、菖蒲池あたりでスケッチをしている小学生の姿をちらほら見かけました。
菖蒲池
中央手前 安濃の乙女(伊勢系) その左 雲井の雁(肥後系)
桃祭(肥後系)
石碑「興亡を語れ 礎石のきりぎりす」 菖蒲池の西側 志賀社の裏手
そのあとは、菖蒲池の西側を道なりに歩くと、有名な菅原道真公の石碑(東風吹かばの碑)が見えました。付近に延寿王院の門があり、入場口のそばにあります。ぐるりと一周した感じです。
東風吹かばの碑
その後、案内所の脇の道を進み「浮殿」方面へ。浮殿はもとは(戦前まで)心字池にあったものを現在の地に移築しています。鎌倉時代の境内図にも浮殿が記されています。
浮殿
末社 厳島社
今回はかなり歩いたので、自宅に帰り着いたときはへとへとでした。やはり山道がたたったみたいです。次回、太宰府天満宮の天開稲荷神社へ参拝するときは、絶対に山道は通らず、茶屋がならぶ通りを歩こうと、深く心に誓ったわたくしでした。