日別アーカイブ: 2017年5月29日

太宰府天満宮 4

昨日は太宰府天満宮・境内の北に位置する「天開稲荷神社」と「奥の院」方面まで出かけてきました。

天開稲荷神社は、「太宰府天満宮」の境内の最北部にある稲荷神社です。ネット上では、知る人ぞ知るパワースポットともいわれる天開稲荷神社ですが、名前だけは聞いていてもまだ出かけたことはありませんでした。

実は、太宰府天満宮は境内はとても広いのですが(東は「だざいふ遊園地」前、南は「九州国立博物館」前まで)、回廊に囲まれた部分は想像していたほど広大ではありません。だので、参道を通って本殿に向かうまではかなりの参拝客でごった返している印象です。そこを外れたら、参拝客もかなり分散しているものと思われます。

天開稲荷神社に向かうには、二通りのルートがあります。一つは、本殿のすぐ裏の摂社・末社、菅公歴史館を過ぎ、飲食店エリア(照星館、小山田茶店など)を抜けて長い階段を道なりに進むルートと、もう一つは、回廊にすぐ迫る森の中を通るルートです。

わたくしは、なんと無謀(?)にも、森の中を通るルートを進んでいったのです。本当は森の中は通るつもりはなく、行きは飲食店エリアを抜けて長い階段を上り、山の奥深くにある天開稲荷神社に向かい、帰りもそのまま来た道を戻るルートを考えていました。

しかし、天開稲荷神社へ向かう前に、森のふもとに建立された中島神社と隣接する摂社・末社を参拝したため、だんだんと森に向かう山道に入っていったのです。「多分、下に降りる階段があるだろう」と考えていたのですが、階段はなし、境内とはいえどだんだんと森の奥に進んでいくではありませんか。獣道ならぬ人道(?)があったので、ええいまま、とそのまま森の中を進んでゆきました。


境内美術館7 信仰について考える サイモン・フジワラ(英国)

足下は落ち葉でいっぱい、午前中はまだ落ち葉が濡れているので、滑りやすいです。道なり(?)にざくざくと落ち葉の中を進み、小鳥の鳴き声を聞いていると、森の中をさまよいこんでいる感覚でした。

そして、森の中のルートを歩くのは、わたくしだけかと思っていたのですが、なんと、わたくしの前に夫婦+子供という外国人の家族連れの姿が! 森に迷い込んだか、そうでなければ、わたくしと同じく天開稲荷神社へ参拝に向かったか。親子連れは意外に早く進んでいったのにはびっくりでした。奥さんなんか履物はミュールでした。


ミュールの外国人女性 夫と子供(幼児)は妻よりも先を進み姿も見えない


山の中でも境内 案内板の奥はだざいふ遊園地

森の中にいて、時折、だざいふ遊園地のジェットコースターから歓声が聞こえてきます。木々の隙間から薄っすらと遊園地の施設が見え隠れしています。

森を抜ければ、天開稲荷神社の参道(階段)が見えてきました。先ほどの親子連れの姿はすでに見えなくなっていました。山の中を通って(一周して)遊園地へ行ったのかもしれません。ミュールで頑張る若い奥さんと幼い子供には驚かされました。

境内といえど森の中ですので、ミュールやサンダル、草履、クロックスは大変に危険です。行きも帰りも、「飲食店(お茶屋さん)エリア~長い階段」のルートをおすすめします。森の中を通るルートは、プチハイキングだと考えてください。


天開稲荷神社へ向かう参道


あじさい園 まだ花の季節ではなかった (´・ω・`)ショボーン


参拝客の姿も見られる


階段を上がってゆく


坂道の稲荷神社参道

このまま階段を上がれば、目指すは天開稲荷神社です。階段・坂道沿いにたくさんの幟と鳥居があります。頂には天開稲荷神社が鎮座しています。ここで参拝をして、天開稲荷神社の裏手の奥の堂にも足をのばします。


もう少しで天開稲荷神社に到着する


手水鉢


天開水


天開稲荷神社


天開稲荷神社 拝殿


奥の院はこちら👉


鳥居⛩とお狐さま🦊


お狐様アップ 頭を撫でました

天開稲荷神社は、太宰府天満宮の境内の最北部で、杜に囲まれた静かな場所ですが、ここまで参拝する人は意外にも少なくありませんでした。ただ、奥の院まで参拝となれば、健脚でないと厳しいかもしれません。

奥の院は石造りの祠で、中は狭く、一人ずつしか入ることができません。わたくしが到着したころは先に参拝客がいました。その人が済むのを待ってから、お参りをしました。敷地も狭かったです。


鳥居⛩


奥の院

帰りは、森の中とは反対のルートをたどりました。もう、森の中は歩きたくないです。長い階段を下りたところに、お茶屋さんがありました。ちょっとここで休憩をいれました。


お石茶屋


お石茶屋 冷たいしょうがのドリンクを注文 美味!

休憩のあとは、道なりにそって南に向かいます。筆塚や包丁塚、誠の滝などを経て、ぶらりと東神苑方面へ向かいました。天開稲荷神社へ向かうルートが、森の中を進んだのは全くの想定外でしたが、森林浴を楽しむことができました。そして、東神苑方面と境内の東側の、本当にその場所へ用事がある人以外はまず行かないであろう、という場所まで足をのばしました。