「大濠公園日本庭園」は、大濠公園の南側に位置します。日本庭園の東側には福岡市美術館(休館中)、南側はNHK福岡放送局、西側に福岡県警察福岡武道館と福岡管区気象台があります。
大濠公園日本庭園は、1979年(昭和54年)に大濠公園開設50年を記念して築庭、5年後の1984年(昭和59年)に開園しました。冠木門から入場するとすぐ左手には管理棟、その後方には茶会館、茶室があります。
一番の見どころは大池泉庭でしょう。東・南・西の三方は築山に囲まれ、築山の中に入ってみると、小鳥の鳴き声がして森にいるような気分になります。人工の滝が3か所あり、ポンプで滝までくみ上げられた水が人工池(上の池)に落ち、上の池から水路を流れてゆっくりと下の池へと流れています。場内はマツをはじめクヌギやサクラなど、さまざまな木々が植栽されています。サクラの花はすでに葉桜です。福岡地方は全国的にもサクラの開花が早いので、その分葉桜になるのも早いです。一方、ツツジの花が鮮やかな赤い色はとても美しいものでした。
また、当日は茶会館(または茶室?)において茶会が開催されていたのか、多くの和服姿の女性の姿がありました。入場客も少なくはなく、隠れた人気スポットといった趣でした。ゆっくりと「和」の時間を過ごすにはよい場所でしょう。
冠木門
回遊路
ソメイヨシノ ほとんど葉桜となっていた 後方は築地塀
マツとソメイヨシノ 奥は大濠(池)
ツツジ
小川(人工水路)
場内のようす
マツ
橋 「下の池」に続く
橋の右側 下の池 カモ
西門 行き止まり
概ね順路に沿って進みます。下の池には、大濠の池からカモが飛んできて羽を休めていました。わたくしは西門まで来てしまったで引き返します。左手の枯山水庭を望み、Y字路を右に進みます。少し高い場所に西の四阿(あずまや)があります。
また、庭園には滝が3箇所設置されています。西側より「三段落ちの滝」「渓流の滝」「布落ちの滝」と続きます。そのあと、少し高い場所にある東の四阿に向かい、ベンチで少し休憩しました。
東の四阿から下って、道なりに進めば「茶室」「茶会館」「管理棟」と見えてきました。庭園では正味30分ほどの時間を過ごしました。少しアップダウンのある散歩を楽しみました。
西の四阿より上の池を望む
「三段落ちの滝」
「渓流の滝」
「布落ちの滝」
東の四阿より上の池を望む
上の池と水路をつなぐ橋
茶会館の裏側
茶会館
日本庭園をあとにして、大濠(池)の左方向(西方面)の外周に沿って半周しました。北側には循環水路があります。その水路にアオサギとマガモの姿がありました。彼らは人を恐れず、マイペースで水と戯れていました。チューリップの花が美しく咲き誇っていました。
循環水路 アオサギ 光の屈折で脚が長く見える
循環水路 マガモの番(つがい)
花壇 チューリップ
花壇 チューリップ
地下鉄空港線 大濠公園駅 チューリップ
お出かけマップ 大濠公園日本庭園