日別アーカイブ: 2023年11月23日

紅葉八幡宮

「紅葉(もみじ)八幡宮」までお参りを兼ねて、紅葉狩りに出かけました。社名が「もみじ」というだけあって、たくさんのカエデ(モミジ)が境内に植えられています。

紅葉八幡宮の旧社格は県社、歴史は古く平安時代の後期(年代不詳)までさかのぼります。陸奥国柴田郡(宮城県柴田郡)より筑前国早良郡(福岡県福岡市早良区)へ柴田氏が移住、産土神(うぶすながみ)の分霊を勧請し奉斎したのがはじまりとされています。

その後、子孫の柴田蔵人佐繁信(柴田繁信)によって室町時代の1482年(文明14年)7月、筑前国早良郡橋本村(福岡市西区橋本)に八幡宮が建立されたのが、紅葉八幡宮の創建といわれています。その後、紅葉八幡宮は現在地に遷宮されました。

御祭神は、応神天皇、神功皇后をはじめ全部で12神です。


紅葉八幡宮 大鳥居


御由緒


御由緒書きの左側のカエデ


真っ赤に色づいたカエデの木


カエデの葉が大きい

神楽堂横の鳥居(二の鳥居)前に、御影石でできた獅子頭が2つ鎮座しています。「令和の御大典記念」などを祭るために制作されたそうです。向かって右が赤の御影石の獅子(メス)、左が青の御影石の獅子(オス)です。赤獅子が阿形(あぎょう・口が開く)、青獅子が吽形(うんぎょう・口が閉じる)をしています。沖縄県で見られるシーサーは阿形がオス、吽形がメスといわれています。


二の鳥居 神楽堂横の鳥居


向かって右 赤獅子 阿形 口の中に硬貨が入れられている


向かって左 青獅子 吽形 口が閉じているため硬貨は入れられない


御祭礼と書かれた提灯


表門


手水舎


本殿


神輿庫


紅葉絵馬

また、宇美八幡宮や香椎宮同様、安産の神「神功皇后」が祭られています。七五三の季節でもあるため、乳幼児連れの姿も見られました。


牛像 右後方は子安石


祝七五三 碁盤の儀

宇賀稲荷神社🦊

紅葉八幡宮の境内に鎮座まします「宇賀稲荷神社」の画像です。こちらもかなり歴史のある神社です。

宇賀稲荷神社の創建時期は不詳です。紅葉山の山頂(早良区高取1丁目)に、宇賀神社と稲荷神社が祭られていたようです。江戸時代の1684年(貞享元年)、筑前国早良郡田隈村(早良区田隈)より東山(早良郡?)へ移転し、1707年(宝永4年)に再度、現在地に戻りました。これより少し前、寛文年間(1661年~1673年)より早良郡拾六町村(西区拾六町)の山伏(修験者)が神社を守護するようになったといわれています。

1925年(大正14年)、紅葉八幡宮が福岡市西新町(早良区西新)より紅葉山に移転したため、宇賀神社と稲荷神社は合祀されました。


御由緒


稲荷神社の鳥居


稲荷神社 拝殿

🍁境内のカエデ🍁

「紅葉八幡宮」という名のとおり、境内はカエデ(モミジ)の木が多数植えられています。春ごろに色づく品種もあるそうです。イロハモミジよりも葉が大きいものが多いようです。


もみじ


もみじ


もみじ


もみじ


もみじ 右は二の鳥居

お天気もよく、紅葉にまみれて楽しい時間を過ごせました。日本の神様にもお参りできてよかったです。次回記事は植物園の続きです。多分💦

撮影:2023年11月22日

公式サイト 紅葉八幡宮