およそ2年振りの唐津散歩でした。今回は唐津城および曳山展示場まで足を延ばしました。お天気がよかったのでラッキーでした。画像が少し多いので2回に分けてアップします。今回は唐津城と曳山展示場を、次回はJR唐津駅の構内およびホームの画像をアップします。
今回の行程は、JR唐津駅→(昭和バス)→唐津城→(徒歩)→曳山展示場→JR唐津駅、です。唐津での滞在時間は約3時間でした。
JR唐津駅 ここから出発!
唐津城
唐津城です。2年前に出かけた時は、唐津城の石垣付近にたくさんの親子の猫がいましたが、今回見かけたのはわずかに2匹。おそらく前回の猫とは違う個体のよう。あんなにいたニャンコたちはどうしたのでしょうか。無事に優しい人に引き取られていればよいですが。
左手に学校、右手に唐津城の自然林が見えてきます。この辺りは空気がきれいで静かです。騒がしい街中よりもこういった自然豊かな場所に心惹かれます。
唐津城すぐの海岸
対岸の風景
今回は上りのみ天守閣へ向かうエレベーターを使います。そうしたら、エレベーター乗降口付近に、なんと2頭の猫の姿が!1頭は短毛の猫、もう1頭は洋猫っぽい長毛種でした。長毛種は右耳がカットされていた(さくらねこ)のでオスでしょう。
猫A 短毛種 サバトラ白
猫A 短毛種 唐津産にゃんこ
猫B 長毛種 さくらねこ
猫B 長毛種 彼は何を見つめているのか
唐津城は城郭全体が舞鶴公園となっています。今回は天守閣へは入場せず、公園内をぶらぶらして過ごしました。快晴でとても気持ちがよかったです。休憩所が整備されていて、ゆっくり休憩を取ることもできました。ただし、中で食事をすることはできません。
高島
東唐津 東の浜海水浴場
東唐津 右は一級河川・松浦川
唐津城跡 左奥はトイレ
天守閣
天守閣
左・休憩所 中・天守閣 右・本丸 トイレは画像の右に進んだ場所にある
大手門 門の上の建物は休憩所
大手門の石垣
大手門を出たところ 右は休憩所
井戸
神社
左・大手門 右・藤棚
藤棚の中を通って階段を下ります。モミジはまだ赤く色づいてはいません。ほとんどが緑、一部黄色くなり掛かっているといった感じでした。九州北部で紅葉が楽しめるのは11月下旬~12月頃になりそうですね。
もみじの葉
まだまだ緑濃いモミジの葉
ふもとに下りたら、なんと!学校の門から先ほどの猫Aがやってきました。この猫(こ)は人間の生徒さんに混じって授業を受けていたのでしょうか。なんとも賢そうな表情のニャンコです。もう1頭のさくらねこ(猫B)の姿は見かけませんでした。彼はどこでどう過ごしているのでしょうか。
下校時間だにゃ
「あいつは砂浜でゴロゴロしとるかも。知らんけど」サバトラ白・談
唐津城を後にして、唐津駅方面へ向かいます。行きは路線バス、帰りは徒歩です。唐津駅のすぐ東側に曳山展示場があり、唐津くんちの期間以外は14基の曳山が置かれています。今回はここを見学します。
唐津くんちは毎年11月2日・3日・4日に行われる唐津神社の秋季例大祭です。昨年と一昨年は新型コロナウイルスの蔓延により規模が縮小されましたが、今年は3年振りに通常の開催となりました。
14基の曳山はすべて1800年代(19世紀)に製造されたものです。長年、大切にメンテナンスをし続けてその姿を現代に残しているのはすごいです。博多祇園山笠の舁(か)き山および飾り山は毎年制作され、番外の櫛田神社を除いて祭りが終わったらすぐに取り外されるのとは対照的です。
唐津くんちは遥か昔、〇〇年前(!)に、家族・親戚の人たちと一緒に唐津市内に出かけて間近で見た記憶があります。その時に見た14基の曳山(ひきやま)のうち、特に魚屋町の「鯛」の動きに見入ってしまい、その動きは今もしっかりと脳内に焼き付いています。
曳山展示場
曳山展示場 アルピノホール
入場口
ずず~と展示場の中に入ります。ちなみに、展示場は本来は唐津神社の西隣に隣接していますが、現在は建て替えのため、「ふるさと会館アルピノホール」に一時移転しています。わたしが向かったのもアルピノホールでした。唐津駅のすぐ隣なので便利がよいです。館内は撮影OKです。
唐津くんちは「ユネスコ無形文化遺産」および「国指定重要無形民俗文化財」に登録されています。
当日はいくつかの家族連れのほか高齢者の団体も来場していて、若干混んでいたようです。2階の廊下の突き当たりの大型テレビ(モニター)からは唐津くんちの映像が流されていて、見ていてとても迫力がありました。
【全14基の曳山】すべて19世紀に制作 町はすべて「まち」とよぶ
◇1番曳山:1819年 文政2年 赤獅子 刀町
◇2番曳山:1824年 文政7年 青獅子 中町
◇3番曳山:1841年 天保12年 亀と浦島太郎 材木町
◇4番曳山:1844年 天保15年 源義経の兜 呉服町
◇5番曳山:1845年 弘化2年 鯛 魚屋町
◇6番曳山:1846年 弘化3年 鳳凰丸 大石町
◇7番曳山:1846年 弘化3年 飛龍 新町
◇8番曳山:1847年 弘化4年 金獅子 本町(ほんまち)
◇9番曳山:1864年 元治元年 武田信玄の兜 木綿町(きわたまち)
10番曳山:1869年 明治2年 上杉謙信の兜 平野町
11番曳山:1869年 明治2年 酒呑童子と源頼光の兜 米屋町
12番曳山:1875年 明治8年 珠取獅子 京町
13番曳山:1876年 明治9年 鯱 水主町(かこまち)
14番曳山:1876年 明治9年 七宝丸 江川町
1階から撮影 その1 1~10
1階から撮影 その2 4~10
1階から撮影 その3 9~14
2階から撮影 曳山 1~5
2階から撮影 曳山 5~9
2階から撮影 曳山 6~10
2階から撮影 曳山 11~14
その後は、駅構内へ向かい、ロマンシング佐賀関連の展示品および2階ホーム(2番乗り場)でのラッピング車両を見たのち、1番ホームで筑前前原行きの列車に乗り込みました。あまり遅くならないように行動していましたが、自宅に到着したのは16時を過ぎていました。
その2 に続きます。