国際通り おもろまち
その5では、「国際通り」と「那覇新都心」のおもろまちをアップします。ユーチューブ(YouTube)に投稿された旅行系の動画をたまに閲覧します。最近は、旅行系配信者(ユーチューバー)が「那覇は大都会だ!」といった内容の動画も見ます。
沖縄県(うちなー)の県庁所在地・那覇市(なーふぁ)は現時点で31万人以上の人が住む中核市です。また、市域が狭いため、そのぶん人口密度が高くなっています。そのため、市街地の密集したようすが大都会感を醸し出しているようです。日本語において大都市と大都会は言葉こそ似ていますが、意味は異なります。日本国内において「大都市」が東京都区部(23区)および政令指定都市(20市)を指すのに対し、「大都会」は一般に使われる言葉で、(市町村の規模そのものよりも)発展した街並、駅前や市街地・都心部などを指しています。
まずは「沖縄県庁」へ向かいます。ゆいレール県庁前駅で下車してすぐに見えてきました。1990年(平成2年)竣工、地上14階、地下2階の立派な建物です。那覇市役所は沖縄県庁の右手に位置します。
そして「那覇市役所」へ。2012年(平成24年)12月に竣工された、地上12階、地下2階、塔屋1階という立派な役場ビルです。しかも緑が見え隠れする外観が特徴的です。ドラクエなんかのRPGの建物っぽさも感じます。きっと奥にはボスモンスターが潜んでいるに違いありません。
沖縄県庁と那覇市役所の間に、「愛のシーサー公園」があります。噴水の中をメリーゴーランド風に回るシーサーの親子がかわいいです。
沖縄県庁
沖縄県庁 県庁前駅を出てすぐ
エントランス 両脇にはつがいのシーサー
那覇市役所
市庁舎 外観 左側より撮影
「生誕」 朝倉文夫 制作:1946年
市役所前に置かれた雌雄のシーサー
シーサー 右 オス 阿吽(あうん)の阿(あ)
シーサー 左 メス 阿吽の吽(うん)
愛のシーサー公園
左は県庁舎 右は市庁舎 時計回りに回転するシーサー
シーサーのアップ
国際通り
「沖縄県庁」「那覇市役所」の次は「国際通り」を歩きます。ああ、ヒトひと人だらけ。この日は一日薄曇り~少し晴れ間もありましたが、なんにせよ暑いのでマスクをしている人が少ないようでした。海外からの観光客も多く、全くオフシーズンとは思えません。商店街で沖縄らしいものを見つけては携帯電話(二人ともiPhoneシリーズ)でパチリ!見ているだけでも楽しいものです。
しばらくは道なりに沿ってだらだらそうつきます(そうつく=博多弁で徘徊の意味)。長崎佐賀などではさるく、といいます(さるく=歩き回る=徘徊)。
画像はわたしが撮影したものと親族Nが撮影したものとが混じっています。また、国際通りの画像は、全体のごく一部分です。
薄曇りだがかなり暑かった
店舗A
店舗B
国際通り
店舗C
ポスター ゴジラ対沖縄の逆襲
店舗D
店舗E 国際通りでは有名な雌雄のシーサー
店舗F ライブハウス
店舗G その1 夫婦ハブ入りハブ酒
店舗G その2 め…めおと…💦
店舗G その3 こちらは単身者…いえ、単身蛇?🐍
ドン.キホーテ
この辺りから国際通りを離れて市場本通りへ入ります。商店街のど真ん中へ入り込みました。だらだらてくてく歩いていると、公設市場が見えてきました。リニューアルしたばかりの新しいテナントビルのようです。
那覇市第一牧志公設市場
店舗H
店舗I
店舗J
ゆいレール牧志駅付近
昼食を取ったあと、国際通りはまだ残っていますが、ゆいレール牧志駅へ向かいます。牧志駅から乗車して、おもろまち駅で下車しました。牧志駅のそばには「さいおん♡うふシーサー」が設置されています。2011年9月に完成、高さ3.4メートル、重さ約3トンあります。
牧志公園
壺屋焼 さいおん♡うふシーサー
壺屋焼 さいおん♡うふシーサー
銘板
おもろまち駅付近
県庁や市役所が立地する那覇市都心部は那覇空港に近いため、航空法により高さ制限がかかって高層ビルの建築ができません。そのため、空港から離れたこの地域が那覇新都心として近年、再開発されました。この付近は、かつては沖縄戦の激戦地でありました。第二次世界大戦後、1951年(昭和26年)アメリカ軍によって、そこに住む住民が強制的に立ち退きを迫られ(土地収用令)、米軍関係者の住宅地となりました。36年後の1987年(昭和62年)に土地が全面返還され、その後は那覇新都心として開発されています。
おもろまちの「おもろ」の語源は琉球王国の古歌謡集「おもろさうし」より。「おもろさうし(おもろそうし)」は、尚清王(第二尚氏第4代)時代の1531年(嘉靖10年、中国・明の元号)から尚豊王代の1623年(天啓3年、明の元号)にかけて首里王府によって編纂されました。また、「おもろ」とは「うむい(人々の思い)」「うた(歌謡)」の意味があるといわれています。
那覇市副都心 おもろまち ペデストリアンデッキより
那覇市副都心 おもろまち
橋のそば
沖縄県立博物館・美術館
おもろまち駅よりまっすぐ道なりに進みます。かなり進んだ左手に、沖縄県立博物館・美術館が見えてきました。敷地内に2点の彫刻があります。建物の内部で、博物館と美術館に分かれています。特別展は見ていませんが、1階のロビーにて展示されていた樹脂製カタツムリなどの展示を楽しみました。
沖縄県立博物館・美術館 名標
「太陽と月のロマンス」 ゴヤ・フリオ 制作:2007年
「CONCRETE AND STEEL」 能勢孝二郎 制作:2007年
その後は、近所にある複合商業施設内の食品スーパーにて夕食(晩飯)を購入。宿泊所にキッチンがあるので、簡単に作れるものを何点か購入しました。3食とも外食だとかなりお金がかかるので、キッチン付きの部屋で食事を賄うことで、外食の回数を抑えることができました。
那覇市内の中心部を歩いてみて、かなりの大都会ぶりを体験したわたしたちでした。
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