日別アーカイブ: 2019年4月17日

大野城心のふるさと館

西鉄福岡(天神)駅→西鉄・春日原駅→大野城市役所→大野城心のふるさと館→県営春日公園→春日市役所→JR春日駅→JR博多駅

今回のおでかけは、春日市および大野城市でした。前日、インターネット上で、春日市役所と大野城市役所の距離が1キロメートルしか離れていない、という記事を見つけ、自分でも確かめたくなったのでした。ただ、昼間の数時間だけなので、春日市、大野城市の両市役所近辺のみの散歩でした。

春日市および大野城市を含めた筑紫地域(旧筑紫郡)は、福岡市のベッドタウンとして発展しています。筑紫野市・春日市・大野城市・太宰府市・那珂川市の人口は合わせて約44万人、もし、この5市が合併すれば「中核市」レベルです。久留米市を抜いて福岡県で第3位の人口になります。

まずは、西鉄福岡(天神)駅より電車に乗って、春日市の春日原(かすがばる)駅まで向かいました。下車した春日原駅は現在、高架化の工事中の最中です。予定では2年後に工事が完了し、駅舎および線路が高架化されます(西鉄天神大牟田線(春日原~下大利)連続立体交差事業・西鉄春日原駅周辺整備事業)。この辺りは慢性的な交通渋滞が悩みです。一日も早い完成が待たれます。


西鉄福岡(天神)駅 停車中の西鉄9000形電車


春日原駅(仮設)東口

駅を出て、携帯電話(iPhone)の地図を見つつ、住宅街の道を歩きます。その道は春日市と大野城市を区切る境界でした。進行方向へ向かって右手が春日市、左手が大野城市です。信号機のある交差点を左に曲がり直進すると、右手に大野城市役所(北玄関側)が見えてきました。


大野城市役所 北玄関

大野城市役所前の交差点を右に曲がり、県道112号線と平行に進むと、右手に複合施設「大野城まどかぴあ」が見えてきますが、本日は休館日でした。大野城まどかぴあ前の交差点を右に曲がり少し歩けば、左手に「大野城心のふるさと館」が見えます。


大野城まどかぴあ 撮影当日は休館

「大野城心のふるさと館」は昨年7月に開館したばかりの新しい施設です。入場無料なのも嬉しいですね。早速、館内に入りました。出入口のすぐ左手におしゃれなカフェがありました。


大野城心のふるさと館 エントランス付近

1階のホールでは「梅野春幸の手仕事展 Pray for KUMAMOTO」の展示がされていました。一番に目をひいたのが手作りの熊本城! 非常に緻密で、手を触れたくなってしまいそうでした(触れてはいませんよ~)。ただ、画像がありませんので、興味がある方は実際に足を運んでみてください。熊本地震から3年、熊本県はまだまだ復興途上にあります。募金箱が設置されていましたので、わずかですが募金をさせていただきました。(4月25日追加:このイベントは終了しました)

館内には、幼い子供が遊べるスペース(←これは重要!)があるので、小さいお子さん連れの姿も結構見られました。子供は一番に家族の宝、そして地域の宝、しいては国の宝です。

また、1階には「昭和のくらしコーナー」がありそこは撮影可能でした。公式サイトの説明文には「市内の農家をモデルに、昭和20~40年代の懐かしのくらしを再現しています。」とあります。概ね筑紫郡大野村~大野町の時代ですね。


昭和のくらしコーナー しかし、後ろに見える風景が21世紀の現代そのもの


昭和のくらしコーナー かまど

2階はメインの展示室です。「大野城タイムライン」は、大野城市内で出土した土器や石器・鉄器などが展示されています。展示方法が九州国立博物館のそれに似ている印象でした。とても見やすいです。「水城・大野城シアター」は、大型スクリーンがあり、国の特別史跡「水城」「大野城」の造成について説明された映像が放映されています。古代史好きには必見でしょう。

西暦663年10月、白村江(はくすきのえ)の戦いに敗れた倭国(日本)は、その翌年、唐および新羅軍の侵攻に備え、現在の春日市~大野城市~太宰府市にわたる地域に大規模な水城(防塁)を築き、さらに665年(天智天皇4年)には現在の糟屋郡宇美町~大野城市~太宰府市に、大野城(古代山城/朝鮮式山城)も築きました。水城も大野城も「大宰府」の防衛のための施設です。当時の倭国にとって大宰府は非常に重要な政府機関です。倭国は、国家プロジェクトともいえる、非常に大がかりな工事を完了させましたが、しかしその後、唐・新羅軍が倭国・大宰府に侵攻することはありませんでした。

館内は大野城市民が楽しめる工夫がたくさんありました(もちろん、わたしのような市外の人でもいろいろ楽しめます)。大野城心のふるさと館は単なる「箱もの」ではなく地元住民の核となる施設、学芸員が常駐する公民館といったイメージでした。


平成・令和 小渕さん&菅さんになりきろう!

「大野城賛歌」/ボニージャックス ※ファンの方の投稿


1990年(平成2年)、大野城市民の歌「大野城讃歌」が制作されています。

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大野ジョー公認応援ソング「大野ジョー」/E.M.O. ※大野城市公式チャンネル


前半「キレッキレバージョン」と後半「かんたんバージョン」が収められています。ダンスの内容が異なりますが、音楽はいずれも同じです。