先日、JR香椎線の列車に乗車して、のんびりとした一日が過ごせました。わたくしは、終点駅の宇美駅で降車して、糟屋郡宇美町に鎮座する「宇美八幡宮」まで足を延ばしました。
わたくしのブログは、地元(福岡県)ネタ、しかも神社関連も数回アップしていますが、とくに熱心な神道の信者ではありません。常に金欠状態のわたくしは、入場料が高い(&道中の食費・交通費も)テーマパークへは、出かける機会がありません。一方の神社は入場無料、お賽銭は自分の気持ち、そして、たくさんの樹木が植樹されており手軽に森林浴が楽しめるからです。古くからその土地に鎮座して、多くの人に大切にされている神社は、それ自体が日本の文化ともいえます。(天気がよい日などに)ぶらりと出かけて、日本の神様に手を合わせて、「あー生きててよかった❤」と思えることで、自分自身を再確認しているのかもしれません。
宇美八幡宮のご由緒は、神功皇后が三韓征伐からの帰途の際、この地にて応神天皇を出産したことにはじまります。産み→宇瀰(宇美)と転じたようです。安産の神さまとして信仰されています。国指定重要文化財(筑前国四王寺阯経塚群出土品)と国指定天然記念物(湯蓋(ゆふた)の森、衣掛(きぬかけ)の森)が指定されています。
神功皇后といえば「香椎宮!」のイメージがありますが、この宇美八幡宮においても、応神天皇とともに祭神として祀られています。
出かけた日はとてもよい天気でした。宇美八幡宮は安産の神さまらしく、出産間近の女性や親子連れの参拝客の姿がありました。わたくしは、日向ぼっこと森林浴を楽しみました。
昭和の鳥居(大鳥居)
応神天皇御降誕地の碑
狛犬 阿形
狛犬 吽形
扁額
社殿
国指定天然記念物 湯蓋の森(クスノキ)
湯蓋の森 根元
湯蓋の森 根元 上の画像より左に進んだところ
ウメの木 白とピンクの色が美しい
クスノキ 後方の建物は御食事処(軽食など)
お食事処でいただいた、抹茶と焼き餅
その後は、宇美八幡宮を後にして、隣接する「宇美町立歴史民俗資料館」へ向かいました。館内は撮影禁止です。「民俗資料館」と名打っているだけあり、概ね「明治時代から昭和末期」までの展示品(生活用品など)が充実しています。ブラウン管テレビや懐かしのキャラクターグッズ、テレビゲーム機も展示されていました。旧石器時代から上代にかけての発掘品も展示されていました。
昭和中期から現代にかけての、宇美町の発展がわかる航空写真のパネルも展示されていました。地元の人ならば、自分が住んでいる場所や学校、職場などを探すなどして楽しめそうですね。
宇美町立歴史民俗資料館 出入口 館内は撮影禁止
歴史民俗資料館を後にして、再び宇美駅へ向かい、香椎線の列車に乗車しました。