日別アーカイブ: 2018年3月27日

JR香椎線

3月中旬、この日は天気もよかったので香椎線に乗りました。

香椎線は、毎年「今度こそ最新車両が走るのか?」と話題になる鉄道路線のひとつです。2016年の秋に、筑豊本線の若松駅~折尾駅間(愛称:若松線)において、新型車両のBEC819系「DENCHA」(蓄電池電車)が導入されたので、次は絶対に香椎線だ!という声も聞かれます。わたくしはいわゆる鉄ヲタ・鉄子(鉄道ファン)ではありませんが、香椎駅周辺の再開発に合わせて、香椎線に新型車両が導入されれば、一市民としても大変嬉しいものです。

香椎線は20世紀初頭に「博多湾鉄道」により建設された路線です。糟屋炭田で採掘された石炭を西戸崎港に積み出す目的で建設されました。

1904年(明治37年)に西戸崎駅(糟屋郡志賀村)~須恵駅(糟屋郡須恵村)間が開通、1905年に宇美駅(糟屋郡宇美村)まで開通しています。4年後の1909年(明治42年)には貨物支線が志免駅(糟屋郡志免村)まで、1915年(大正4年)には旅石駅(糟屋郡旅石村)まで延長されています。現在は、志免駅および旅石駅は廃駅、貨物支線は廃線となっています。

香椎線を走っている気動車(ディーゼルカー)は、いわゆる「昭和型」と呼ばれる、年期が入った列車です。香椎線は単線かつ非電化路線で、現在は(香椎駅と長者原駅以外は)すべて無人駅となっています。香椎駅は鹿児島本線、長者原駅は篠栗線が所属線です。

宇美駅 糟屋郡宇美町宇美5丁目(糟屋郡宇美村) 終点駅


こんなにきれいな駅でも無人駅だとは…


宇美八幡宮にちなんで神社風の意匠がGOOD!


宇美駅とその周辺 緑色が美しい

香椎駅 福岡市東区香椎駅前1丁目(糟屋郡香椎村) 経由駅


香椎線の気動車 キハ471099 九州標準色


香椎線の気動車 キハ4778 アクアライナー色


香椎駅3番ホーム 鹿児島本線および香椎線の列車が停車する

西戸崎駅 福岡市東区西戸崎1丁目(糟屋郡志賀村) 起点駅


水戸岡鋭治氏デザインのヨットをイメージした駅舎も現在は無人駅に


車止標識


西戸崎駅1番ホーム 画像左端は駅舎(無人駅)