前回の記事 旧国鉄鳥飼駅跡
福岡市地下鉄七隈線 櫛田神社前駅
前回の続きです。七隈線別府駅から櫛田神社前駅まで移動しました。櫛田神社前駅は、先月27に開業したばかりの新しい駅です。駅名が決定するまでは仮称で中間駅と呼ばれていました。
改札を出ると、通路には博多の伝統技術を展示したギャラリーが見えてきました。まずは、櫛田神社の博多塀を模したスタンドに故・西島伊三雄氏の童画を上に、櫛田神社前駅のシンボルマークを下に配したオブジェです。シンボルマークは「櫛田ぎなん」とよばれるイチョウ(ギンナン)の葉と山笠の舁き山で使用される舁き縄を組み合わせたものです。制作は西島氏の長男・雅幸氏です。
博多塀に駅のシンボルマークおよびイメージイラストを配したオブジェ
通路にはさまざまな博多の工芸品や壁画が展示されています。福岡市美術館の別館のようです。展示品のうちいくつかを撮影しました。ガラス面で光を反射するので、なかなかうまく撮影できませんでした😭。当然ですが撮影した画像は展示品の一部ですべてを網羅しておりません。ああ、図録が欲しいです…。
今宿人形 博多人形の母体となった
マルティグラス
福かぶり猫 左より フジタの猫(レオナール・フジタ 藤田嗣治)、三毛猫、虎図(仙厓義梵)
櫛田神社 正門鳥居
櫛田茶屋
茶室 薦田庵(こもだあん)
博多祇園山笠 水法被図鑑
7番出入口 近くのイーストビルへ向かう
幸運のかえる
櫛田神社前駅7番出口より駅を出た先にキャナルシティ博多イーストビルがあります。このビルは2011年9月に開業しましたが、12年後の今年の5月に閉館、解体されます。その後は、高級マンションが建設されます。この3階建てのビルは、将来の建て替えを前提に建築されたともいわれています。
イーストビルの手前側には、カエルのオブジェがあります。台湾人アーティスト、洪易(ホンイ Hung Yi)氏が制作した「福蛙(ふくがえる) Lucky Frog」です。なんともユーモラスな表情をしています。イーストビルの取り壊しの工事が始まると、このオブジェはどうなるのでしょうか🐸💦。
取り壊しが決まったイーストビル 左手前は「幸運のかえる」
閉店を知らせるテナントの看板
閉店を知らせるテナントの看板
福蛙 「幸運のかえる」とも呼ばれている
こくてつ通り
その後は「こくてつ通り」を少し進んでから博多区役所へ。こくてつ通りは2010年(平成22年)に福岡市が定めた市道の愛称です。博多警察署入口交差点から美野島交差点まで続きます。その名のとおり、過去には国鉄の線路が敷設されていました。
こくてつ通り 画像奥はキャナルイーストビル
こくてつ通り 画像中央はTVQ九州放送のビル
テレQ本社ビル
福岡市博多区役所 新庁舎
テレビ局のビルの次は役場のビルです。こくてつ通りからは離れます。新しい博多区役所は2022年(令和4年)に開庁しました。初代の庁舎ビルは1971年(昭和46年)に建設、築50年が経っており老朽化と耐震面でも基準を満たしていないため取り壊されることになりました。10階建ての役場には、博多区役所と博多区保健福祉センターが入居しています。
銘板
昨年5月に全面開庁した
外壁は博多織の献上柄「親子縞」「孝行縞」がモチーフ
公式サイト 市政だより博多区版 2022年4月15日版 PDF(新庁舎の紹介)