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伊万里駅 1

2022年(令和4年)の元日は、佐賀県伊万里市まで乗り鉄&散歩に出かけてきました。福岡市交通局とJR九州の共同使用駅である姪浜駅より筑肥線の電車に乗車、唐津駅で電車から気動車へ乗り換え、そしてJR伊万里駅へ到着しました。

姪浜駅から伊万里駅まで筑肥線の全線踏破は初めてでした。JR香椎線は何回かあります。香椎線の場合、西戸崎駅から宇美駅までの路線距離も短い(25.4キロメートル)ため、全線踏破もしやすいものでした。しかし筑肥線の路線距離は香椎線の約2.7倍(68.3キロメートル)もあります。ちゃんと無事に日帰りで帰宅できるでしょうか。

まずは姪浜駅から電車(JR九州305系)に乗って唐津駅まで向かいます。


姪浜駅 10時48分発の快速に乗車 唐津方面は4番ホーム


姪浜駅 JKは筑肥線 Kは地下鉄空港線


筑前前原駅 対面は相互乗り入れしている地下鉄の車両

唐津駅で下車します。かつての筑肥線は「博多駅から伊万里駅」まで1本の線路でつながっていました。しかし現在では「姪浜駅から唐津駅」(唐津駅から山本駅まで唐津線を経由して)「山本駅から伊万里駅」に分断されています。そのため唐津駅で下車後、唐津線のホームで伊万里行き列車へ乗り換えます。


唐津駅 画像左は筑肥線 右は唐津線


唐津駅 改札


唐津駅 唐津線 伊万里行きの気動車 1993年(平成5年)製造


デザインは水戸岡鋭治氏 外観はワイルドだが車内はあまり奇抜ではない

伊万里行きの1両編成の気動車(JR九州キハ125形)に乗車しました。車内は対面式のボックスシートでした。親子連れなど数人の乗客がありました。黄色い気動車はどんどん山間部へ吸い込まれてゆきます。


唐津線 鬼塚駅を過ぎたところ 画像右は久里橋

途中の山本駅から筑肥線に入りました。次第に山郷の風景が広がります。ただ、この日は天気がよく眩しいほどでしたので、車窓のカーテンを引きました。しばらく軽く眠りについていました。そのため車窓の画像があまりありません。


風景 昔ながらの井戸のポンプ


肥前長野駅 左奥は駅舎


伊万里駅に到着! ここから先へは進めない…(´・ω・`)


JR駅の駅名標 伊万里焼で製作された MR(松浦鉄道)の駅名も表示されている

12時57分、伊万里駅に到着しました。13時34分、列車は折り返して唐津へ向かいます。13時34分の次は16時21分、それに乗って帰ればOKです! 元日のため、施設などは閉館されています。今回はのんびり散歩です。

伊万里駅はJR九州筑肥線と第三セクター松浦鉄道(MR)西九州線、二つの駅舎があります。西九州線はかつてはJR松浦線でした。駅ビルはまるで双子のようです。今回は日帰り散歩のため、MRには乗車していません。MR西九州線は日本で最西端の鉄道路線だといわれています。

また、伊万里駅は以前はJRと松浦鉄道は駅舎を共用、JR筑肥線とMR西九州線の線路もつながっていました。しかし、今から20年前の2002年(平成14年)、道路を挟んでJRの東駅舎と松浦鉄道の西駅舎に分かれ、1本につながっていた線路も分断されています。


伊万里駅 東ビル JR駅舎


伊万里駅 東ビル JR駅舎

線路が分断されただけではなく、元あった線路を横切る道路の中央には横断は危険ですと、柵が設置されています。交通事故を減らすには効果的ですが、親の仇レベルで、見た目からして思いっきり分断されています。対面側へ移動するには、駅ビルの2階に上がって歩道橋を渡り対面のビルに入り1階へ降りるか、もしくは、少し離れた場所にある横断歩道まで向かわねばなりません。


伊万里駅 西ビル MR駅舎


MR伊万里駅 1階は伊万里市観光協会 2階は伊万里・鍋島ギャラリー


北側より(南を向く) 分断された駅舎 左はJR駅舎 右はMR駅舎


南側より(北を向く) 分断された駅舎 左はMR駅舎 右はJR駅舎

訪れたのが元日だったため、伊万里・鍋島ギャラリーは年末年始の休業でした。一日自由に過ごせるのが今回は元日しかなかったので、こればかりはしょうがないですね。

次回に続く 伊万里駅2