月別アーカイブ: 2005年5月

吉野ヶ里歴史公園 1

2004年(平成16年)5月、佐賀県神埼郡三田川町・神埼町の「吉野ヶ里歴史公園」まで親族らと出かけました。吉野ヶ里歴史公園は2001年(平成13年)4月に開園、地元のローカル番組などでも大々的に取り上げられ、一度は出かけてみたいと思っていました。神埼郡に広がる「吉野ヶ里遺跡」を埋め戻して新たに造成された歴史公園です。環濠や墳丘墓をはじめ、竪穴住居、高床住居・高床倉庫、物見櫓、逆茂木に柵などが復元されており、ローカル番組で見た吉野ヶ里の弥生の雰囲気感満載さに、いつかは出かけてみたいと思っていました。

吉野ヶ里遺跡は、昭和の頃には弥生土器や甕棺墓などが出土されていました。昭和中期の1970年代には、周囲の農地開発などで遺跡の一部が破壊されました。1982年(昭和57年)には、佐賀県により吉野ヶ里丘陵に神埼工業団地が計画されました。1986年(昭和61年)、そのための調査により59ヘクタールもの広さに弥生時代の環濠集落が発見され「吉野ヶ里遺跡」と命名されました。工業団地の計画は縮小されました。

1989年(平成元年)、「吉野ヶ里遺跡は魏志倭人伝に伝わる邪馬台国ではないか?」と報道され、吉野ヶ里フィーバーともいうべき大ブームが巻き起こりました。1991年(平成3年)5月に吉野ヶ里遺跡は「特別史跡」として国より指定されています。2001年(平成13年)4月、吉野ヶ里歴史公園としてオープンしました。

吉野ヶ里歴史公園に到着しました。歴史公園センター(東口)より入園します。センターを出てすぐの田手川に「天の浮橋」が掛かっています。浮橋にはマスコットキャラクター「ひみか」の像が建っています。

浮橋を超えると入館無料の「展示室」へ。佐賀県立博物館が運営しています。出土品が展示されており、土器や鉄製品、木製の農機具、貝で作られた装飾品などが多数展示されていました。たくさんの甕棺には圧倒されました。甕棺(本物)に頭部がない遺体(レプリカ)が収容された展示には息をのんでしまいます。

展示室を出ました。南側はまだ未開園区域でした。そのまま西に進むと「南内郭」が見えてきます。櫓門を超えれば、「王」をはじめ支配者層の居住区域です。王の住まいは見学が可能でした。4基の物見櫓は吉野ヶ里歴史公園のランドマークともいえそうです。

※画像は消失したためアップしておりません

次回に続く 吉野ヶ里歴史公園2


お出かけマップ 吉野ヶ里歴史公園

(制作中)