日別アーカイブ: 2011年5月4日

シーサイドヒルシオヤ

当ジオログではすっかりおなじみ(?)の「海の中道海浜公園」です。いつもは、大芝生広場からバラ園、動物の森あたりが多いですが、今回はいこいの森(馬場があり数頭の馬が飼育されている)と動物の森を見たあとで、玄界灘に面した施設「シーサイドヒルシオヤ」まで親族らと足を延ばしました。

シーサイドヒルシオヤから見る玄界灘の風景は、素晴らしいものでした。うみなか公園をテレビ番組で中継される場合、ほとんどが南側(博多湾)に位置する西鉄の「マリンワールド海の中道」あたりが多く、この付近が中継されることは少ないようです。また、このあたりは自販機しかないので、長時間滞在する、というよりは公園内の順路のひとつ、トイレや一時休憩したりするために利用する人が多いでしょう。わたしたちも、トイレを利用したあとは、施設にある展示物(玄界灘への漂着物など)を見たのちは、施設を後にして次の目的地まで移動しました。

『シーサイドヒルシオヤ』が建つ塩屋鼻は「海の中道遺跡」の近くになります。海の中道遺跡は、1979年(昭和54年)から1990年(平成2年)にわたって福岡市教育委員会と九州大学とで、4回の発掘調査が行われています。遺跡は、海の中道海浜公園内にありますが、立入禁止区域です。塩屋鼻の500メートル東の地点より海岸沿い(奈多方面)に400メートルいったところまでは遺跡の範囲とみられています。製塩所跡があったとされ、このあたりで塩づくりが行われていたようです。出土品の年代は、おおむね奈良時代~平安時代のものです。

遺跡は埋め戻されているので見ることができません。出土品は福岡市博物館で展示されています。遺跡の調査も、もとはこの付近に海水浴場を整備するためのものだそうですが、結局は、海水浴場がつくられることはありませんでした。

次回に続く カモ池 環境共生の森

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