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カモ池 環境共生の森

前回の記事 シーサイドヒルシオヤ

わたしたちはうみなかの新しい施設「環境共生の森」方面に出かけました。

まず「カモ池」に到着しました。カモ池はかなり大きな池です。渡り鳥の中継地点にもなっています。カモ池には水鳥が羽を休めにやってきますが、全く姿を見せない日もあれば、数羽がまとまって姿を見せることもあるようです。今回は運よく白いサギに出会いました。

カモ池を過ぎてから「光と風の広場口」に到着しました。ここから「環境共生の森」はほど近い場所にあります。階段や柵、案内板などは設置されていますが、正直、このあたりは、まだまだただっぴろい「空き地」といった雰囲気です。特に、これといった見どころはまだありません。うみなかの主立った施設は、完成形で供用されていますが、この環境共生の森に限っては、今後、数十年~数百年かけて立派な森となっても、そこで「終わり」ではないように思われます。

この付近は、うみなかの地図ではかなり東側に位置します。西鉄の路線バスは「カモ池前」バス停、香椎線では雁ノ巣駅と海ノ中道駅の概ね中間に位置します。

「光と風の広場」には、デイキャンプ場やドッグランがあります。また、ドッグランそばには2005年(平成17年)の「福岡県西方沖地震」による地割れ、傾いたレンタルボート券売小屋が保存・展示されています。このあたりは地震の被害も大きいものでした。

わたしたちはあまり長居はせず、帰りは園内バスに乗って、ワンダーワールド口まで戻りました。

「環境共生の森(愛称:みらいの森)」は2010年(平成22年)3月20日に新規開園したばかりのうみなかでもっとも新しい施設です。現時点にて、供用面積はトータルで265ヘクタールですが、それでも海浜公園全体の計画の約半分しか供用されていません。

「砂」しかない砂丘の中、クロマツの防風林の奥に、さまざまな樹木を植樹して、数十年をかけて森(人工林)をつくるものです。樹の苗を植えた小学生らが高齢者になるまでの半世紀先を見通した壮大なプロジェクトです。

開園してまだ1年の「森」は、まだ苗は小さく建造物も新しいため、まだまだ発展途上の印象です。しかし、将来が楽しみな施設でもあります。

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