12月上旬、花畑園芸公園(福岡市南区柏原7丁目)まで出かけました。元は福岡県立園芸試験場でした。1984年(昭和59年)に福岡県立園芸試験場跡地を植物公園として整備されました。油山の山麓に位置し、公園自体がなだらかな斜面となっており、敷地の奥にいくほど標高も高くなります。市街地に近いのですが、里山の雰囲気が濃く残っています。
12月。九州とはいえ紅葉狩りの季節もそろそろお終いです。そんな時期に園芸公園まで出かけたところ、ああ、やはりというかなんというか。ミカンを除く果樹はすでに収穫済み。枝葉も黄色く色づいていたり、落葉していたり。寒々した冬枯れの風景が広がっていました。
「その1」は入り口付近と果樹園の画像です。
東入口付近
午前中はあいにくの曇天でしたが、昼間から少しずつ晴れ間が見えてきました。あまり寒くはありませんでした。
入場は無料、駐車料金のみ必要です。分類的には「都市公園」ですが、公園の南側ではミカン、西側の急斜面では、ウメ、アケビ、アーモンドなどの果樹が栽培・収穫されています。そのため、園内の印象は「農業公園」ともいえそうです。子供たちが遊べる広場もあるため、親子連れの姿もありました。
民間の力が十二分に発揮された「国営海の中道海浜公園」が大規模な花壇が中心の施設ならば、温室を備えた「福岡市植物園」は郷土樹木を中心とした博物館相当の施設、元は農業試験場の「花畑園芸公園」は果樹農園の趣が濃い施設、といえそうです。
福岡市花畑園芸公園 東入口 画像左は駐車場
駐車場 葉が色づいた樹木
アーチ 正面に見えるのは展望台
リニューアルされたばかりの案内表示板
果樹展示園 柑橘類
チーム花畑園芸公園 2018うみなかフラワーガーデンコンテスト プロフェッショナル部門最優秀賞「あめにわ」
果樹園方面
芝生広場を過ぎて右(西方向)に曲がります。右手にかき園があり、左手には県園芸試験場跡の石碑が建立されています。そのまま直進すると急斜面に出ます。上より落葉果樹園、梅園、珍果樹園があります。
カキ(富有柿)
石碑 福岡県立園芸試験場跡 奥は展望台
落葉果樹園 リンゴ(アルプス乙女)
落葉果樹園 キウイ(トムリ)
落葉果樹園 リンゴ(つがる)
果樹園より シーサイドももち方面を望む
ススキの穂
落葉果樹園(梅園) ウメ(中梅)
珍果樹園 アーモンド
アーモンド 枝葉
珍果樹園 ムベ
珍果樹園 カシグルミ
落葉果樹園(さくらんぼ園) サクランボ 立入禁止
落葉果樹園(あんず園) アンズ
落葉果樹園(なし園) ナシ
ナシの枝
果樹園とはいえど、果実が一つもない、枯れ枝(実際は枯れてはいない)ばかりの画像になってしまいました(;´д`)💦。冬の樹木あるあるですね。その2に続きます。
次回に続く 花畑園芸公園2