日別アーカイブ: 2026年2月1日

福岡市博物館 1

2月1日、福岡市博物館と福岡タワーまででかけました。福岡市博物館の企画展示室で開催の「第37回新収蔵品展 ふくおかの歴史とくらし」、会期が昨年の令和7年11月12日から今年の令和8年2月1日まで。観覧料は常設展・企画展共通、一般200円。せっかくだから行ってみよう!ということで、親族と出かけてきました。今回の一番の目的は「国宝 へし切長谷部」と「大身槍 名物「日本号」」です。

場内は写真撮影が可能な展示物と撮影が不可能な展示物があります。ここでアップするのは当然ながら撮影可能な展示物のみ。撮影不可のものは、しっかり脳内に焼き付けてきました。ちなみに、博物館前庭(南側広場)が工事中であり寒さも厳しいため、博物館の外観は撮影しておりません。

企画展示室2 黒田記念室

企画展示室2では、「大身槍 名物「日本号」」と「国宝 へし切長谷部」が並んで展示されています。わたしたちは早めに入場したのですが、すでに人が集まっていました。

まずは「大身槍 名物「日本号」」です。この槍はもとは、福島正則が所有していました。福島正則は酒癖が悪くて有名でした。祝宴において黒田家の家臣・母里太兵衛に対し、「黒田武士は酒に弱く、酔えば役立たずだ」「大盃を飲み干せばこの槍(日本号)を与える」と言い、これまた酒癖が悪かった太兵衛さんを挑発し、彼は大盃を飲み干して、みごと大槍の日本号を入手した逸話が残っています。

博多リバレイン 呑取日本号 2024年7月14日


▢日本号 刃長79.2センチメートル


▢日本号 鞘 ※


▢日本号 実戦で受けた傷


大身槍 名物「日本号」 全体

解説 大身槍 名物「日本号」

解説 母里友信(母里太兵衛)

次いで「国宝 へし切長谷部」です。国宝指定名称は「刀 金象嵌銘長谷部国重本阿花押 黒田筑前守(名物へし切)」です。福岡市に寄贈される前は黒田家家宝でしたが、元は織田信長が所有していたものでした。


▢へし切長谷部


部分アップ


▢鍔(つば)

日本号とへし切長谷部を堪能したあとは、企画展示室の展示物を見て回りました。こちらは撮影可能でした。年代は旧石器時代のものから21世紀(令和!)のものまで。近世から昭和のものがもっとも多かったように思われました。

企画展示室1~4

展示品のすべては網羅しておりません。また、ガラスの展示ケース内に展示されているものは写り込みがあります。画像の下の解説文は展示品に付けられているものを一部、文字起こしたものです。


ナイフ形石器(左側から4点) 台形様石器(右の1点) 旧石器時代 東区奈多海岸採集 約2万9千年前に鹿児島県錦江湾北部の姶良カルデラが大噴火し、各地に降灰した火山噴出物の下から出土 九州北部では、姶良カルデラの大噴火以前の石器は少なく、福岡市内でも最古に近い


石錘(せきすい) 弥生時代~古代(2200~1000年前) 東区奈多海岸採集 刺網漁などで網が動かいように固定するおもりか


石製片口鉢 鎌倉時代か(13~14世紀) 西区玄界島沖西方約2キロメートルの海底から漁の底引き網にかかって引き上げられたもの 蒙古襲来などに関わり海に沈んだものか


梵鐘 鋳造:磯野慶貞・磯野慶永・磯野正慶 追銘:磯野七平 原銘:1690年1月5日(元禄2年11月25日) 追刻銘:1869年5月19日(明治2年4月8日)


蝦蟇鉄拐図(がまてっかいず) 石里洞秀(2代目) 江戸時代後期(18~19世紀) 左:蝦蟇仙人 3本足の蝦蟇(白ヒキガエル)とあそぶ 中:鉄拐仙人 体から魂を吐き出す


唐冠形兜・紺糸威胸目綴桶川二枚胴具足 小具足付(とうかんなりかぶと・こんいとおどしむなめとじおけがわにまいどうぐそく こぐそくつき) 江戸時代後期(18~19世紀) 詳細は不詳


博多祇園山笠図「源家一矢誉」 三苫主清(みとましゅせい) 1807年(文化4年) 土井流の行町(ぎょうのちょう)が仕立てた彩色図


四君子葡萄松図押絵貼屏風 画:亀井少琹 賛:亀井雷首など 19世紀 江戸時代後期


竹図 黒田長溥(ながひろ) 「お殿様が描いた竹の絵」 19世紀 江戸時代後期から明治時代


東宮殿下御結婚記念写真画報 1924年(大正13年)1月20日発行 朝日新聞社 摂政裕仁(ひろひと)親王(のちの昭和天皇)と久邇宮邦彦(くにのみやくのよし)王の第一女子、良子(ながこ)女王の結婚を記念して発行された雑誌


東亜勧業博覧会記念画報 1927年(昭和2年)5月5日発行 福岡日日新聞社(現在の西日本新聞社) 東亜勧業博覧会は、福岡市西公園下(福岡市中央区大濠公園)の大堀埋立地で昭和2年3月から5月にかけて開催。当時の福岡市の人口は約16万人、会期中の来場者はのべ159万人


乳児用法被 1971年(昭和46年)7月13日着用 東区唐原(とうのはる) 須賀神社 「唐原の祇園山笠行事」にて使用


「勝った」 亀田均(博多人形師) 1948年(昭和23年)~2020年(令和2年)


注連縄 2021年(令和3年)制作 西区姪の浜3丁目2区(旧宮前町)で飾られる注連縄 「姪浜の獅子まわし」の際に姪浜住吉神社でお祓いの後、各戸に配布される 最も年代が新しい収蔵品か

企画展を見て回ったあとは、隣の常設展へ。次回に続きます。ブラウザによっては、モアレがきつく出る場合があります。ご了承ください。

撮影:2026年2月1日

連載記事 福岡市博物館 福岡タワー周辺
その1(当ページ) その2 その3 その4

過去の記事はこちら 母里太兵衛
博多駅前広場(2019年4月10日)

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