福岡県」タグアーカイブ

旧糸島郡&筑肥線の駅

首都圏をはじめ日本の大都市圏などに住む人たちの間で、「田舎暮らし」がブームになってかなり久しいようです。田舎暮らしといえば、今や人気の「糸島」が全国的に知れ渡ってかなり経ちます。著名人やクリエイターなどが地方に移住して、そこからネットなどで情報発信がなされ、都会では味わえない豊かな暮らしぶりなどが伝えられています。

その人気の糸島ですが、実は「糸島の範囲」はかなり広いものです。「糸島=まるっと糸島市域」と思われがちですが、実は福岡市の一部も糸島に含まれています。糸島とよばれる地域は、旧糸島郡の範囲(福岡市西区の西部出張所の管轄区域+糸島市)を指しています。

ちなみに、糸島郡は1896年(明治29年)4月、怡土(いと)郡と志摩郡が合併(怡土+志摩)して誕生したものです。

今から60~80年前の昭和時代、福岡市の市域の拡大により糸島郡の村々のうち今宿村や元岡村、小田村(こたむら)、周船寺村(すせんじむら)などが順次、福岡市に編入されました。1972年(昭和47年)4月、福岡市が北海道札幌市および神奈川県川崎市とともに政令指定都市に移行した際、旧糸島郡だった地域は西区になりました。政令市に移行当初、福岡市の行政区は5区でした。10年後、その西区はさらに3区(西区・早良区・城南区)に分割されました。現在は福岡市の行政区は7区です(160万人の人口の割には区が少ないかも…)。

その現在の西区でも、旧早良郡の区域(姪浜・下山門・西の丘(ウエストヒルズ)・野方など)と旧糸島郡の区域(今宿・元岡・周船寺など)は長垂山(ながたれやま)や叶岳などによって区切られており、現在でも同じ西区でありつつもそれぞれが違う街の様相です。映画やテレビドラマなどの「山を越えたら違う景色が~」に近いものがあります。

糸島といえば「伊都」の地名も登場します。九州大学伊都キャンパスをはじめ、施設名や商店名、商品名などにつけられています。厳密には、伊都とは糸島郡になる前の「怡土郡」を指すものですが、現在ではすでに糸島地域のブランド名となっています。

つまりは、西区(西部出張所管内限定)が糸島・伊都を称するのは全く間違っていません。


糸島を通るJR筑肥線の駅を二つアップします。

糸島高校前駅 福岡県糸島市伊都の杜一丁目

糸島高校前駅の開業は2019年(平成31年)3月という新しい駅です。駅舎の2階から見える風景はマンションが目立っています。かつて、親族・親戚から「昔はこのあたりは田んぼばっかりやった」と聞いたことがあります。現在は農産物の生産地であるとともに福岡都市圏のベッドタウンでもあります。街は少しずつ変化してゆくのですね。


西方向をのぞむ


駅の北側 白を基調としたモダンなつくり


列車(JR九州303系電車)が見える


駅の近所 食品加工工場


駅の近所 食品スーパー


彫刻家・原田新八郎作 母子象


母子象 正面 (撮影:2021年6月12日)


母子象 解説(台座)(撮影:2021年6月12日)

★ ★ ★

九大学研都市駅 福岡県福岡市西区北原(きたばる)一丁目

駅前の風景は、福岡市内の他のJR駅とあまり変わり映えしません。しかし、駅前に乗り入れるバスは西鉄バスではなく昭和バス(本社は佐賀県唐津市)です。姪浜駅でも、マリノアシティ行きのバスのみ昭和バスですね。かつて昭和バスは前原~今宿~天神行きの路線バスが走っていましたが、いつの間にか高速バスのみになっています。

九大学研都市駅は、九州大学が東区箱崎(箱崎キャンパス)から西区元岡(伊都キャンパス)へ移転するのに伴い新設されたものです。福岡市の都市計画と九大の移転によって一気に発展しています。

【北側】


2005年(平成17年)に開業


出口専用の改札口


駅そばの看板


停車中の昭和バス


昭和バス 停留所


ラッピングバス


おまけ 姪浜駅の南側 昭和バス マリノアシティ福岡ゆき

【南側】


駅南の西側 左はイオンモール福岡伊都 奥は駅舎


駅南の東側 さいとぴあ(西区役所西部出張所)