川端通商店街の北西側、明治通りを超えた場所に、飾り山「博多リバレイン」があります。飾り山はかつては博多リバレインの正面側に設置されていましたが、現在は、博多川そばの鏡天満宮の右脇にあるアーケードに設置されています。
付近の風景 ゲイツビル 博多大橋 博多川
大黒流の詰所
大黒流 奉賛者御芳名 この裏手が鏡天満宮
飾り山笠 十六番山笠 博多リバレイン
表は「日本振袖始(にほんふりそではじめ)」。江戸時代中期の人形浄瑠璃および歌舞伎の作者・近松門左衛門(1653年(承応2年)~1725年(享保9年))の作品です。古事記・日本書紀に記された出雲の八岐大蛇(やまたのおろち)の伝説をもとに書き上げられました。
表 日本振袖始(にほんふりそではじめ)
表 部分アップ
見送りは「呑取日本号(のみとりにっぽんごう)」。黒田家の家臣・母里太兵衛こと母里友信と武将・福島正則が名槍「日本号」を賭けた酒呑み勝負を描いたものです。日本号は福島正則が豊臣秀吉より下賜された家宝であり、天下三名槍の一つです。酒飲み勝負から日本号は「呑取」とも呼ばれています。勝負の結果ですが、現在、日本号は福岡市博物館に所蔵されており、福島正則が居城していた広島城には精巧な写し(レプリカ)が展示されています。
見送り 呑取日本号
見送り 部分アップ
今年の飾り山はここまでです。毎日忙しいため、さすがに全部は見ていません(´;ω;`)<うう…。解説もごく簡単に記しました。梅雨末期、雨が多く、出かけるのも億劫になりますね。
撮影:2024年7月10日
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