日別アーカイブ: 2023年3月26日

桧原桜公園 1

福岡市内には、舞鶴公園をはじめサクラの名所はたくさんありますが、南区桧原(ひばる)1丁目5番の「桧原桜公園」も人気のスポットです。桧原桜公園は小さい街区公園です。

このところ、福岡市内はあまり天気に恵まれてはいませんが、開花宣言から1週間余、恐らくは満開を迎えているサクラ(ソメイヨシノ)も少なくないのではないか、と思い、やや肌寒い日ではありましたが出かけてきました。

淡い色のソメイヨシノの花は曇り空よりは断然、青空に生えます。厚い曇り空だったので、本当にそこだけが残念でした。ま、雨が降っていないだけよかったです。なるべく人が写りこまないように撮影していますので、画像ではあまり人がいないように見えますが、わたしが現地に到着した頃は老若男女、おとなから子供まで多くの姿がありました。公園はかなり狭く、シートを敷くスペースもないので、皆さん立ち見でのお花見でした。また一眼レフで花を撮影する人の姿もありました。


銘板


四阿


画像左は蓮根池


今がちょうど満開の時期のよう


花の時期が一日でも長く持ってほしい


左側は橋


ハト🕊が餌をさがしているか


後方は福岡都市高速環状線と公立小学校


これが青空だったら花も映えただろうに


幹に直接花が咲いたようだ


▢石碑 正面

花守り 進藤市長殿

花あわれ せめては あと二旬(にじゅん) ついの開花を ゆるし給え

返歌

桜花(はな)惜しむ 大和心の うるわしや とわに匂わん 花の心は  香瑞麻



▢石碑 裏面

昭和五十九年三月、南区桧原の道路沿いの桜の老樹十本が、この一帯の道路拡幅工事の為、開花を待たず切り倒されることになった。それを嘆いた多数の市民のなかの一市民が市長宛の一首を短冊に記して枝に吊るした。

これを知った当時の福岡市長故進藤一馬先生が直ちに返歌一首を枝に下げさせるとともに、計画の再検討をされ、十本のうち八本を歩道の中に組み入れ、新しく二本を植樹された。

この話は、音楽家団伊久磨氏の随筆で全国に紹介され又、「リーダーズ ダイジエスト」でも紹介され、筑前の花守市長として一躍有名になった。

桧原桜は春が訪れる度に、花守市長故進藤一馬先生の優雅なお人柄を偲び、感謝するが如く爛漫と咲いている。

平成六年十月吉日建立



環状線の高架を隠しているかのよう


花のアップ


画像では分かりにくいが20人ほどの人の姿があった


黒い幹に薄い色の花がよく映える


交差点そば

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