日別アーカイブ: 2023年1月30日

宇美八幡宮

1年半ぶりに宇美八幡宮まで出かけてきました。前回は蒸し暑い梅雨の晴れ間、今回は厳寒の曇り空での参拝でした。

宇美八幡宮は旧社格は県社、現在は神社本庁の別表神社です。祭神は応神天皇・神功皇后・玉依姫命・住吉大神・伊弉諾尊です。また、「安産の神」として信仰されています。境内では実に、若い夫婦、若い親子連れの姿がたくさんありました。寒いのに加え、すでにヤングでもない(´;ω;`)、かつ、おひとり様のわたしは、参拝を済ませたあとはそそくさと境内をあとにしました…💦


楼門 奥は社殿 手前より拝殿・幣殿・本殿


本殿 拝殿部分


神楽殿

宇美八幡宮といえば、他の神社では見られないものに「子安の石」があります。安産祈願をした妊婦が「お産の鎮め」として神社より石を預かって持ち帰ります。出産後、別の石にお子様の名前等を記し、安産御礼(初宮詣)の御祈願にてお祓いの後に、預かった石と一緒に神社にお納めします。

つまりは、「神社で石を一つ持ち帰る→(出産)→海岸や河川敷きで新たに石を拾い、その石に生まれた子供の名前・生年月日などを書く→『神社から持ち帰った石』と『子供の名前などが書かれた石』の二つを神社に奉納する」といった手順になります。


子安の石


奉納されたたくさんの石

宇美八幡宮といえば、二つのご神木(クスノキの巨木)が聳え立っています。それぞれ「湯蓋(ゆふた)の森」「衣掛(きぬかけ)の森」と名付けられており、大正年間に国指定天然記念物に指定されています。

湯蓋の森


幹と枝葉の部分


根元部分 手前側に2羽のハト🕊がいる


根元部分 全体


石碑 天然記念物 湯蓋ノ森(樟)

衣掛の森


根元部分 全体


石碑 天然記念物 衣掛ノ森(樟)

画像ではあまり人の姿が写りこんでいませんが、当日はかなりの参拝者の姿がありました。ご神木を写そうにも、当日は曇天でかなり寒かったので、縦パノラマでの撮影はしていません。縦パノラマ撮影は、携帯電話を持ったままググっと仰け反って撮影するので、天気がよくて、かつ、人が少ないときでないと結構難しいものがあります。


手水

子安橋は境内の北東に位置します。平成の鳥居を抜け、住宅街の道をまっすぐ進むと子安橋に到着します。子安橋は宇美川に架かっています。橋は階段になっており、階段の中ほどで左側の階段を下るとすぐそばに宇美公園前バス停があります。バス停に向かわず階段をまっすぐ上れば「境内北神苑(胞衣ヶ浦)」に到着します。「宇美公園」は胞衣ヶ浦の西側(左手)にあります。

今回は「胞衣ヶ浦」「宇美公園」へは立ち寄っていません。


平成の鳥居


子安橋 画像奥は胞衣ヶ浦 (えながうら)の鳥居


子安橋より平成の鳥居を望む

次回に続く 楠森社 宇美町立歴史民俗資料館

宇美八幡宮(公式ホームページ)