日別アーカイブ: 2020年12月13日

唐津城

前回の記事 唐津駅 旧唐津銀行

唐津の旅(おでかけ)の2回目「唐津城」です。わたしは唐津城へは何回か訪れています。前回が2016年(平成28年)3月なので、4年半前になります。前回は、一番の目的地であった高島の宝当神社まで参拝に出かけたのち、唐津城(天守閣5階の展望室)まで足を延ばしました。今回は唐津城がメインです。

唐津駅から路線バスに乗車して唐津城に到着しました。唐津城は1608年(慶長13年)に完成しました。江戸時代において長く唐津藩の藩庁として機能していました。しかし、263年後の1871年(明治4年)、唐津城は廃藩置県により廃城となり天守閣は取り壊されました。1877年(明治10年)、(取り壊された)唐津城の一帯は舞鶴公園として整備され、一般に開放されました。現在の唐津城の天守閣は、54年前の1966年(昭和41年)、新たに建造されたものです。


右は地下道の屋根 唐津城は舞鶴城ともよばれる

唐津城のふもとには猫が住み着いていました。見た感じでは7匹の親子猫の家族のようでした。幼猫(ようびょう)が2匹、あとは母猫ら成猫(せいびょう)でした。どの猫も首輪はしておらず、成猫の耳のカットはされていませんでした。そのため、飼い猫か野良猫かは分かりませんでした。来場者はみな、スマホで猫を撮影したり頭をなでていました。もちろんわたしも例にもれず、です。猫の画像は、次回にまとめてアップします。


唐津城 解説板


12月中旬 今年最後の紅葉(もみじ)狩りかも


紅葉したカエデ🍁の葉


来場者は多かったが、人が見えなくなった隙を狙って撮影


カエデ🍁とは「カエルの手🐸」の意味から


紅葉&黄葉


上を覆う鉄柵は藤棚

藤棚が設置された階段を上りきると右手は展望広場です。そこから見る風景は圧巻のひとこと!風もほとんどなく、穏やかな松浦川河口付近と唐津湾が見渡せました。順路に沿って歩を進めました。12月といっても穏やかな気候だったので散歩日和でした。


展望広場から見た唐津湾・松浦川河口


松浦川に架かる舞鶴橋(手前)と松浦橋(奥)


藤棚 キャラクターのパネル


藤棚超しに見る唐津城天守閣と茶室(右)


天守閣は工事中だが入場は可能


二ノ曲輪(中段広場) 井戸 蓋を被せている


神社 鳥居より右方向へ折れる


西門口石段 西門は石段を上がった場所にある


西門口石段の手前より


左:化粧櫓 中:西門 右:天守閣 化粧櫓のすぐ手前に案内板


本丸西側石垣修復 案内板


化粧櫓側の石垣


西門を入ったところ 本丸(上段広場)の園路整備工事


唐津市が発注した工事は来年1月下旬まで続く


本丸より西側を望む 大島


本丸より北側を望む 高島

やっと天守閣にたどりつきました。天守閣観覧料(2階以上)は一般500円、小中学生250円です。入口のある地階(B1F)や売店やトイレがある1階を利用するだけなら無料です。


唐津城 正面は天守閣 右は化粧櫓

地階(地下1階)は ウェルカムフロア です。唐津城では穴倉(地階)に入場口があります。地階から階段を上がって1階に向かいます。地階から各階、天守までエレベーターも設置されています。お好きなほうで。


地階 穴倉 石垣部分に入場口がある


地階 大老の松


写真撮影ができます

1階の 観光案内・体験フロア へ向かいます。売店があります。カウンターでチケットを購入して2階へ上がります。1階から3階までの階段は、上に登る階段(往路)と下へ降りる階段(復路)が別々になっています。

2階は 唐津の歴史フロア です。この階と3階は撮影禁止です。そのため画像はありません。フロアは「東アジアをまたにかけた海の武士団」「初代唐津藩主・寺沢氏」「最後の唐津藩主・小笠原氏」「唐津の歴代城主」「発掘された唐津城の謎」の5つのコーナーに分かれています。

3階は 唐津焼フロア です。若干フロアの面積が狭くなっています。この階も撮影禁止のため画像はありません。フロアは「肥前国産物図考」「唐津焼のふるさと」「陶片テーブル」「唐津焼の世界」の4コーナーです。

4階は 休憩・交流フロア です。この階にはキャラクターのパネルなどが設置されています。撮影可能です。この日は地元の小学生が描いた唐津城の絵が貼り出されています。なかなかの力作です。


キャラクターのパネルA


キャラクターのパネルB


俳句投函所 後方は5階へ向かう階段 左は3階から上がる階段(往路)

5階は 展望フロア です。東西南北4方向に外に出られるガラス戸がありますが、外側が工事中のため、北と南のガラス戸しか開けることができませんでした。天守閣の性質上、最上階である5階はかなり狭いです。

工事のため、北~東、南~西の方向に足場が組み立てられていました。西側以外はなんとか撮影できましたが、西側のみ撮影が困難のため画像はありません。


北側 左より 鳥島(無人島) 高島(有人島)


東側 手前より 大手門・茶室など(工事中) 松浦川河口 東の浜(左側) 東唐津(奥の市街地) 松浦橋 虹の松原 鏡山


南側 左より 松浦川 城内橋 町田川 後方は唐津市街地

展望を楽しんだあとは5階から1階へ降りてきました。1階のゲートの先はキャラクターたちが出迎えてくれます。ゆるキャラありアニメ風イケメンキャラありで楽しいものです。


1階へ降りる 様々なキャラクターがお出迎え 左:唐ワンくん 右:さよ姫ちゃん


かんねどん 江戸時代より唐津に伝わる民話(笑い話)の主人公「勘右衛門」がモデル

そろそろ帰宅の時間です。唐津駅から唐津城へは行きは路線バスで、帰りは徒歩です。距離は約1.5キロメートル。歩いて戻れない距離ではありません。地下道と城内橋を渡って唐津城を後にしました。


階段部分 コケと落ち葉🍁🍂のコントラストが美しい


地下道の突き当たり 唐津曳山


城内橋付近から望む唐津城


ここは東城内(ひがし・じょうない)


三ノ丸辰巳櫓

このあと、旧唐津銀行の建物を見かけたので中を見学しました。旧唐津銀行の記事は前回アップしています。少し帰りの時間が遅くなってしまいましたが、これはこれでなかなかよかったです。

次回に続く 唐津城 猫

公式サイト 唐津城 2023年3月31日公開(後日リンクを追加)