前回の記事 博多ふ頭
前回は博多ふ頭周辺の画像をアップしました。今回は中央ふ頭周辺の画像をアップします。博多ぴあトピアの風景を撮影しました。
博多ぴあトピア
東に歩いて博多ふ頭から中央ふ頭へ向かいます。この付近を歩くたびに思うことは、博多区は中央区の東にあるのですが、博多ふ頭は中央ふ頭の西に位置しているため一瞬迷いそうです。遠くに謎?の赤い船が見えています。赤い船のそばまで近づいてみました。
福岡都市高速環状線
マリンメッセ福岡
ガラス製の時計台 松岡順子作 謎の赤い船の正体は…?
玄界島(左) 志賀島(右)
赤い船のそばに向かう途中の、マリンメッセ側の緑地に、1981年(昭和56年)、姉妹都市であるニュージーランドのオークランド市(Auckland City)の団体が来日した記念に植樹された樹木群があります。植樹されてかれこれ40年近くなります。NZオークランドの記念植樹の北側には、福岡市とアメリカのオークランド市(City of Oakland)との姉妹都市締結に尽力した功労者の記念像があります。日本語では、どちらもオークランドと綴るので正直分かりづらいですね。
ニュージーランド国 オークランド港湾委員会 来福記念植樹
フランク・オガワ USオークランドとの姉妹都市締結の功労者
那の津往還
赤い船にかなり近づいてきました。博多港引揚記念碑(那の津往還)が見えています。
第二次世界大戦終戦後の1945年(昭和20年)、博多港は引揚援護港としての指定を受けました。中国や朝鮮半島より日本人約139万人が博多港に引き揚げてきました。また日本に住んでいた中国人や朝鮮人約50万人が、博多港から自国へ向かいました。那の津往還の碑は、博多港が引き揚げ港としての記録と戦争の悲惨さを次代に語り継ぐために1996年(平成8年)に建造されました。
朱色の建造物が博多港引揚記念碑 その左側は博多港国際ターミナル
近くから見るとかなり大きい
クイーンビートル
赤い船の正体がわかりました。中央ふ頭イベントバースにJR九州の「クイーンビートル」が係留されていたのです。クイーンビートルは水戸岡鋭治先生のデザインで、博多港と韓国・プサン港を結ぶ中型の連絡船です。船籍はパナマ。オーストラリアで造船され、10月15日に博多港に到着したばかりです。船体の一部分にはブルーシートが掛かっています。柵もあって、まだ船のそばには近寄れません。
これまでのビートルが名前のとおりカブトムシっぽいデザインですが、クイーンビートルはカブトムシではなくJR九州の特急列車そのもののイメージです。現在、新型コロナの影響でビートルもクイーンビートルも韓国・プサン港への就航は未定です。残念なことに、船籍が日本でないため、例えば九州7県の港に寄港するツアーなど、日本国内での営業が不可能とのことでした。
あの赤い船はなんだ? 近づいてみると…?
おお、クイーンビートルが…!
船首部分 トレードマークが描かれている
これは海を走る特急列車!
後方部分 なんかいろいろ作業中かも
公式サイト 博多港国際ターミナル
公式サイト JR九州高速船