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第55回 福岡市民の祭り 博多どんたく港まつり

毎年5月3日と4日は、「福岡市民の祭り 博多どんたく港まつり」が開催されます。今年のスローガンは「どんたく WITH THE KYUSHU 熊本・大分の復興に向けて」です。祭りを通して、4月に起きた熊本地震の被災地、熊本県・大分県の復興を支援しようというものです。

博多どんたくの起源は、遥か昔に遡ります。博多松囃子が母体です。最古の記録では、神屋宗湛の「宗湛日記」に、今から421年前の1595年11月(文禄4年10月/安土桃山時代)、博多の町人が松囃子を仕立て、筑前国名島村(福岡県福岡市東区名島)の名島城(現在:廃城)へ年賀の祝いを行った―と記されています。

また、博多松囃子は貝原益軒「筑前国続風土記」(1709年(宝永6年/江戸時代))によれば、今から837年前の1179年(治承3年/平安時代)に病没した平重盛を追悼するために始まった―と伝えられています。

現代では、動員数は200万人を越え、日本を代表する祭りのひとつとなっています。5月の博多どんたく、7月の博多祇園山笠、9月の筥崎宮放生会(はこざきぐう・ほうじょうや)は、博多の三大祭りともいわれています。

今年は3日は荒天のため、どんたくパレードは中止となりましたが、4日は風は強かったもの五月晴れで、パレードも盛況でした。

まず、博多駅前広場です。「博多駅本舞台」ではいろいろなイベントが開催されていました。地元民をはじめ福岡県内はもとより、九州各地・本州などからも福博のまちに大勢の観光客がやってきます。露店ではおいしそうな軽食などが売られていました。

とにかく、人まみれにのまれつつ(?)、いつもとは違う福博のまちの雰囲気を楽しんできました。画像はごくごく一部です。


博多駅前広場 俯瞰


博多駅前広場

一通り見た後、100円循環バスで、天神まで向かいます。天神の「どんたく広場」は歩行者天国となった明治通りです。

『どんたく花のマーチングパレード』は、国内外さまざまな団体が出場します。パレードは参加者も見物客も多かったです。

天神・博多(都心部)は相当数の演舞台が、郊外でも各区最低でも1箇所が設置されています。演舞台ではダンスや出し物などが披露されていました。


露店


露店


露店


天神一丁目 歩行者天国の時間帯 信号機が点灯していない


福岡市地下鉄・天神駅 12番出入口


餅つき

第55回(2016年度)5月4日どんたく広場パレード


福大大濠OB うらっちバンド


航空自衛隊 西部航空音楽隊


福岡県警察音楽隊


タイ王国

どんたく演舞台


天神ビブレ演舞台

撮影:2016年5月4日