日別アーカイブ: 2014年7月1日

ジュエリーファクトリーAQUA 地獄のバスツアー

すっかりシリーズ化(?)した「宝石買え買えバスツアー」ですね。ヽ(゚∀゚)ノヽ(゚∀゚)ノヽ(゚∀゚)ノ<ヒャッハー!

先日、通信販売大手のベルーナより「特別ご招待案内状」(つまりはダイレクトメール)が届きました。「ご当選おめでとうございます! ベルーナ 謝恩企画 30万本が咲き誇り、由布岳を望む神楽女湖の花菖蒲とかまど地獄の旅」と記載された旅行案内でした。かつてB社より通販で商品を購入していましたが、それも10余年も前のことです。因みに、旅行会社はステップトラベル。2年前のあれと同じバスツアーです。 旅行代金は、当選者本人は平日無料、土日祝はプラス540円。同伴者は平日5900円、土日祝はそれにプラス540円。私は例によって一人参加です。

「30万本が咲き誇り、由布岳を望む神楽女湖の花菖蒲とかまど地獄の旅」のはじまりです!

6月某日、よく晴れた日でした。行き先は 博多駅筑紫口(集合場所)→佐賀県鳥栖市・BeNAS<宝石商:宝石購入、滞在時間90分!>→(大分自動車道)→大分県別府市・インターヴィレッジさくら<ドライブイン:昼食&物品購入、滞在時間50分>→かまど地獄<見学、滞在時間わずか30分>→神楽女湖<見学、滞在時間45分>→大分県日田市・夜明けの里カメミツ<物品購入、滞在時間30分>→博多駅(解散)という、強行ツアーです。博多から佐賀県の鳥栖に行ってそこから大分県の別府まで九州を横断するツアーです。

因みに所持金は三千円。やったー!前回より千円アップです。でも、これでは宝石は買えませんね。ま、飲み物は必要なので、必要に応じてペットボトルのお茶だけは買いましょう。観光地価格でなかったらよいのですが。

実は、最初のトイレ休憩の際、バスから降車したのですが、バスが「予定時刻より数分早く」駐車場から移動を始めたので、わたくしはあわや、置いてきぼりを食らいそうになりました。第一に二人いた添乗員はいずれも乗り遅れの確認を怠り、また、わたくしの隣の座席の人間も隣席には関心がなかったのでしょう。万一、このまま置いてけぼりをくらったら、即行で警察に連絡をするつもりでした。

このツアーでは、一番に、このツアー最大の目的である宝石商の社屋へ向かいます。その間、車内では銘菓や珍味などを購入するための用紙が配布されました。しばらくすると、社屋へ到着します。ツアー客は宝石がいくつも展示された豪華なフロアに通されます。このフロアのみ写真撮影が可能です。そして、女性係員が宝石の説明だの、また受賞したなんとか賞、かんとか賞の解説をします。そんなの聞いたところでわたしには全く解りません。今回は毛皮も展示(=販売)しているとのこと。その後、ツアー客は全員、2階にある一つのフロアに収容され、ここで、男性スタッフより、会社の概要にはじまり、簡単なクイズや「宝石着け放題」の特典およびスタンプラリー(宝石を三つ以上着けたらグッズがもらえる)の説明などを受けます。そして、宝石が展示してあるサロンへと通されました。正直、宝石着け放題の特典もスタンプラリーも興味がありません。お値段「いち・きゅっ・ぱ」のネックレスが目に入りましたが、後ろに0が三つ。所持金3千円の私にとって全く買えま千円。商談テーブルには、早速、ツアー客のおばさん・おばあさんたちの姿がありました。もうね、前回と全く変わり映えしません。

私は販売員に捕まる前に、いや、捕まってでもさっさと1階へ降りたいのですが、サロン内のカウンターが実に「§(セクションマーク)」字風にセッティングされていて、扉が閉められた階段室へたどり着くには、販売員が待機しているカウンター沿いにぐるぐると移動せねばなりません。所持金三千円(三万円ではないよ)の私。しかも、展示されている価格は三万円でも買えないものばかり。「金ば持っとらんなら、カードで買いい~♡ローンば組んで~♡」いや、カードでもローンでも宝石は買いませんぜ、奥さん。

深く帽子を被り、りんごマークがついた懐中電話機をいじりつつ、プアファッション、いや、ファストファッションに身を包んだいでたちでした。そのせいか、販売員からの声かけはなく、私はさっさと1階の休憩室に降りることができました。しかし、商談中の横を通り、階段室の扉を自分で開けて階下に向かうのは、正直「なんだかなー」でした。

階段を降りて、1階の休憩室でバスの搭乗時間まで時間をつぶしていました。待ち時間が長かったです。本当に携帯電話機って時間つぶしにとても便利なアイテムです。

その後は、はっきり言って「おまけ」のようなもの。佐賀県鳥栖市を発ち、大分自動車道を通って大分県別府市へ向かいます。ドライブインで食事をするのですが、座席(6~8人掛けのテーブル)についたらさっさと食べ、食べ終わったらさっさと買い物をして(私は何も買いませんでしたが)、バスに戻ります。ちなみに料理は申し込み時点において「基本料理」(弁当・無料)と「特選料理」(会席・プラス1830円)の二つから選べ、貧乏人の私は基本料理を選びました。基本料理と特選料理はテーブルが別に分かれており、特選料理を選んだ人のテーブルのほうが見晴らしがよい場所のようでした。この日の参加者の半数以上が特選料理を選んだようです。

昼食が済んだら、「かまど地獄」へ。今回のツアーで私が最も楽しみにしていたのですが、滞在時間はたったの30分。場内を入れば、足湯もありますが、1丁目から6丁目まである各地獄を見れば、足湯を楽しむには時間が足りません。二つに一つ。二者一択。私は足湯を諦めて6箇所の地獄を見て回りました。因みに、かまど地獄と道路を挟んで対面には「鬼山地獄」があります。ここはオニではなくワニが80頭飼育されているという地獄です。時間があれば足を伸ばしたかったのですが、全く時間が足りません。至極残念です。ここで私は初めて買い物をしました。「買い物をしてナンボ」の買い物ツアーですもの。私は、地獄蒸しのピータン、温泉の蒸気で蒸した鶏卵🥚を5個購入しました。せっかく、別府の地獄の果てまでやってきたのです。地獄蒸しは外せません。家まで割れずに持って帰れるかな?

その後は再びバスに乗って「神楽女湖」へ。数万本の花ショウブが咲いていました。現地の係員の話では、若干、見頃が過ぎたとのこと。それでも花菖蒲は見事でした。丹精こめて育てられたショウブの花はやはりきれいでした。神楽女湖では、他社の(おそらくは宝石を購入しない)ツアー客や家族連れ、ウォーキングを楽しむ市民らと混じっての散策となりました。ショウブ園を抜け、湖に掛かる橋を渡り、山道に入ります。短い区間の森林浴でした。

神楽女湖をあとにして、最後の目的地へ。大分県日田市の健康食品の会社です。ここでは、スッポンとハチミツをブレンドした健康食品の紹介と販売がなされていました。わたしは一通り目を通しただけですぐにバスに戻りました。その後はバスは大分自動車道を通って一路、JR博多駅へ。

この手のツアーは、ツアータイトルには表記されていない最初の目的地(=BeNAS)にたっぷり時間をかけたあとは全く駆け足で進みます。また、大半のツアー客は、せっかくのツアーなんだから、と、販売所では何かしら買いこんでいたようでした。一番の買い物はやはり宝飾品でしょうか。旅先でおばさん・おばあさんたちが高価な宝飾品や毛皮をカードやローンで購入、というところでしょう。一方、私の買い物はピータン5個315円のみ。

最初の休憩での出来事で、全く最低最悪なバスツアーでした。帰宅後、気を取り直してピータンを使ったサラダをこしらえましたが、おいしく出来上がって、親族たちにも好評でした。

ま、「この手のツアー」はこれで卒業ですな。次回は、宝石だのなんだのの業者に立ち寄らない「ちゃんとした」ツアーに申し込みたいです。

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