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福岡歴史の町

「福岡歴史の町」は福岡市西区徳永の山麓、5400平方メートルの敷地に江戸時代の町並みが再現された、第三セクター方式のテーマパークです。バブル期にオープン、地元テレビ局ではCMが流れ、ローカル情報番組では特集が組まれました。

わたくしは親族ら数人と福岡歴史の町と、その奥で開催されている「お化けの村(スリラービレッジ)」まで出かけました。

「福岡歴史の町」は、入場口に近い西側の敷地に、中世博多の町並みが再現されています。「峠の茶屋」をはじめ、屋台(フードコート)、公衆浴場、駄菓子屋、骨董店、商家や農家が再現されています。メインストリートでは博多人形、博多独楽、博多織、久留米絣、和紙、竹細工などの制作風景を見ることができ、体験もできます。

道なりに進むと、敷地の中央の広場に出ます。天狗屋敷をはじめ博多七福神社や飾り山笠(博多七福神宝船)、ゲームコーナー、おもちゃ売り場がありました。「天狗屋敷」は微妙に傾いた床や階段、天井から下がった鎖があり、意外と進むのが困難でした。

赤装束の天狗と白い日本犬が人気者でした。天狗は横笛を吹いたりおどけたポーズを取り、白い犬はお客さんに愛想を振りまきます。

敷地の東側が「忍者の村」です。広場の奥(山間部)にはアスレチックコーナーが点在します。ここが夏季の夜間(19時~21時)限定の「お化けの村」です。

午後7時。わたくしたちは「お化けの村」に入場しました。辺りが暗くなるにつれ、あちこちより悲鳴が! 暗い山道を進み、途中、宙づりの忍者に出会ったり、ボブ・サップ風のお化けに脅かされたり。アスレチック遊具を越えて、目標の「からくり屋敷」に到着。奥の座敷にはいわく付きの甲冑が鎮座まします。無事に出口に着くまではわたくしも親族も皆、生きた心地がありませんでした。

お化けの村は、何かが「出る」ことで有名でした。近所のトンネルでは幽霊の目撃、また学生スタッフの数が出勤時と退勤時には数が合わない―など噂に事欠きませんでした。

【補足】

1.2004年5月「福岡歴史の町」は経営難のため営業を終了。2005年9月「福岡歴史の町 骨董村」として再オープン。土・日曜にはボロ市も開催。2013年閉鎖。

2.学校法人筑紫女学園が土地を取得。2016年3月「福岡歴史の町」の解体工事が開始、更地となる。

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