日別アーカイブ: 2020年3月21日

護国神社 福岡城跡

本日(3月21日)、福岡でサクラ(ソメイヨシノ)の開花が発表されました。平年より2日早い、昨年と同じ21日の開花でした。今日はかなり暖かい日だったので、予想通りの桜の開花となったようです。

新型コロナウイルスが全世界で蔓延しているため、仕事や買い物を除く外出は極力避けていました。しかし、本日のぽかぽか陽気には勝てず、散歩に出かけました。例によって(?)福岡県護国神社と福岡城周辺です。

福岡県護国神社の境内では「植木まつり」が開催されていました。集合住宅ぐらしの身には、植木など夢また夢です。せいぜい、年末に小ぶりのゴールドクレストを購入するぐらい。そのゴールドクレストもあまり長持ちしたためしがありません。

松などの大型の植木は、広い庭のある邸宅、特に木造の住宅にぴったりですね。アニメに例えると、クレヨンしんちゃん宅(野原家:洋風)やのび太の家(野比家:和洋折衷)よりは、サザエさんち(磯野/フグ田家:和風)に合いそうです。


「植木まつり」の幟


商品(松の木など)


上の画像の対面側 こちらにも松の木が並べられている 奥の石像は狛犬

そのまま国体道路を横断、北に位置する福岡城跡へ足を運びます。福岡城跡のある舞鶴公園は、福岡管区気象台にも近い桜の名所です。本日は水戸市、宇都宮市、岐阜市とならんで福岡市でも開花宣言が出されたので、大好きな桜の開花状況を確認したく出かけました。

てくてくと「搦(から)め手側」(追廻門跡)より入場しました。南丸多聞櫓が見えてきます。2月上旬には梅の花が満開でしたが、現在は花も散り、小さなウメの実ができていました。

画像の梅園は「南丸多聞櫓」付近(六本松に近い)で、梅まつりの会場となる「二の丸梅園」からは少し離れた場所になります。


ウメの木 すでに花は散っていた


梅の実

梅を見た後は南丸多聞櫓へ向かいました。辺りでは笛の音が聞こえてきます。日本の笛のようです。多聞櫓の門をくぐります。笛の音は場内の四阿(あずまや)から聞こえてきました。どなたかが吹いておられました。笛の音に人が集まってきました。

ソメイヨシノはまだ硬いつぼみのままでした。気象台の標準木には数輪の花が咲いたもの(開花宣言)、他の木は休眠打破がうまくいっていないのかな?と少し心配になりました。


多聞櫓前の井戸 イベント中止の看板


ソメイヨシノ まだ硬い蕾のまま


ソメイヨシノの蕾


開花していないソメイヨシノ

開花はしばらくしてからだろうな?と思って辺りを散策してみると、1本の枝にはサクラの花が咲いているではありませんか!OH!一生懸命に咲く花にじんわりします( ´;Д;`)。


南丸多聞櫓の敷地内 この枝のみ花をつけていた

しばらく花を堪能してから、多聞櫓を後にしました。トイレの対面側のソメイヨシノの1本が、わずかに花をつけていました。おお!これも記念に撮影しましょう。わたしのほかにもこの花を撮影する人がいました。明日、明後日と花はどんどん増えてゆきそうです。


花をつけたソメイヨシノ


花のアップ

コロナウイルスが心配なので、あまり長居は禁物です。「桐ノ木坂門」を通って帰りの途につきました。その途中で、真っ黒な猫さんを発見!かわいい声で「んにゃあ~」と鳴いています。その黒猫の右耳の先がV字にカットされています。不妊・去勢手術が施された地域猫は耳先がカットされます。その形が「桜の花びら」に似ているため、別名さくらねこ。右耳の先がカットされているのがオス、左耳がメス。画像の個体はオスです。城内(町丁名)の城内(お城の敷地内)を仕切る地域猫ですね。


桐ノ木坂門付近 城内の城内にて


「さくらねこ」のあとに付いてゆく


姐さん、こっち来なっせ


植え込みの中にもう一匹の黒猫を発見!

その黒猫のあとをついてゆくと、植え込みの中からカサっと音がします。よく見ると、別の黒猫が隠れていました。オス猫のお仲間のようです。植え込みの中にいた黒猫の雌雄はわかりませんでした。

黒猫さんらに別れを告げて、帰宅の途につきました。我が家の茶トラ白の猫(おみそ嬢)は部屋でお留守番です。愛猫のためにも急いで帰らねば。久しぶりの散歩にたくさんの春を見つけた一日でした。