日別アーカイブ: 2020年1月2日

史跡・福岡城跡 2

前回の記事 史跡・福岡城跡1

前回から続きます。天守台にて福岡市街の景色を堪能したあとは本丸跡へ向かいました。本丸御殿跡(本丸跡)では葉を落としたサクラの木がたくさんあります。春にはきれいな花を咲かせるでしょう。また、このあたりでは卵の形をしたオブジェが何個も設置されていました。

本丸跡のサクラの木のそばに、1971年(昭和46年)10月、当時のアメリカ・オークランド市長をはじめ市民団体の来福記念として植樹をした―と記載された石板があります。


天守台へ向かう階段


桜園(本丸跡) 画像右下の石板はオークランド市長らの来福を記したもの


マツ

本丸跡より東方面に向かいます。月見櫓跡があります。ここは水面に映った月の姿を楽しむ場所だ、とみる向きもあります。とても風流ですね。月見櫓跡の眼下には「水の手」とよばれる、池もしくは何らかの貯水施設があったのでしょうか。現在は舞鶴公園球技場(ラグビー場)(北)・舞鶴公園野球場(南)となっています。元日ゆえに、さすがにラグビーや野球をする人の姿はありませんでした。


井戸


月見櫓跡


月見櫓跡から見える「水の手」 現在は舞鶴公園球技場

ぶらりと歩いてみると、記念櫓が…? 肝心の記念櫓がありません。そのはず、2019年(令和元年)に石垣の修復工事のため、建物を解体しています。建物に使われた部材は別に保管されています。祈念櫓は1860年(万延元年)3月に起工、10月に竣工しています。本丸の東北隅に鬼門封じの祈念のため建立された―と伝えられています。


画像右 祈念櫓跡


祈念櫓跡 工事中

祈念櫓跡をあとにして階段をおりてゆきます。イベント関連の当日券を販売する白いテント2基の間を通ります。ゆるい坂道(松木坂)に出て、そのままゆっくり北の方向へ進みます。「史跡福岡城跡」と記された石柱が見えてきました。福岡城の「大手門」側です。つまりはこちらが、福岡城の「表」玄関ですね。


階段を下りる


松木坂を下る こちらが「大手門」になる

あとはぶらぶら~と大濠公園方面へ歩いてゆきました。よい散歩を楽しめました。また、時間があれば遊びに出かけたいですね。


藤園


名島門 大濠公園側より


舞鶴公園三の丸広場 木下大サーカスのテント


大濠公園 くじら公園(児童公園)そばのキツネ像

次回は「旧母里太兵衛邸長屋門」や「潮見櫓」、「鴻臚館跡展示館」(年末年始のため休業)方面へ出かけたいですね。

公式サイト(イベント関連) チームラボ > 福岡城跡 光の祭