日別アーカイブ: 2019年12月18日

博多ぴあトピア 1

今から8年前の2011年(平成23年)、国土交通省は日本海側の19港湾を「日本海側拠点港」として選定しています。そのうち新潟港、伏木富山港、下関港、北九州港、博多港の上位5港は総合拠点港として指定されました。

その博多港ですが、博多港を構成する中央ふ頭および博多ふ頭のウォーターフロント地区を「博多ぴあトピア」として整備されています。正直、名称はあまりメジャーではありませんが、2003年(平成15年)一般公募によって決定しています。だいぶん昔になりますね。今後、ウォーターフロント地区は10年をかけて再整備されます。

冬の福岡市は日照時間が短く、曇天が多いのが特徴です。海に面したおとなり佐賀県や山口県、島根県西部までこのような天候だそうです。当日は少しだけ晴れ間がでていましたが、概ね曇りのため、陰鬱な寒々とした画像となっています。

たまに間近で船を見たくなります。海をぼんやり眺めるのが好きです。本日、ぶらりと博多港に面した「博多ぴあトピア」まで出かけてきました。

今回は、ベイサイドプレイス博多(博多埠頭)からぐるりとマリンメッセ福岡(中央埠頭)方面へ足を延ばしました。海風に吹かれての散歩もよいものです。ただし、冬はつらいものがありますね(´・ω・`)。ま、雪や雨が降っていないだけラッキーだと思いましょう。

博多ふ頭は、国内旅客ターミナルがあります。福岡市営渡船のきんいん号や西鉄ホテルズのマリエラなどが見られます。今回は「みどり丸」のお姿を拝むことができました。数年前に「きんいん2」から置き換えられた小型船の「きんいん」が、志賀島方面へ出航していきました。

きんいん2は2015年に引退、沖縄県石垣市の安栄観光に売却され、2016年(平成27年)より「うみかじ2」として運航しています。


福岡市営渡船 玄海航路 みどり丸


福岡市営渡船 志賀航路 きんいん(小型船)

まっすぐ進むと突き当りが見えます。そこを左に折れて(東方向)進みます。西鉄のレストラン船「マリエラ」が係留されています。だいたいはこの辺りで引き返すことが多いのですが、今回は中央埠頭まで進んでみました。


西鉄ホテルズ 博多湾クルーズ マリエラ


ぴあトピア緑地(一部) 後方は福岡都市高速環状線


中央埠頭方面より見たベイサイドプレイス 後方の「博多ポートタワー」はリニューアル工事中

【中央埠頭】

マリンメッセ福岡に近づいてきます。まっすぐ進んだ突き当たりを左(北)に折れます。中央ふ頭です。数隻の小型船が見えてきました。小型のボートの奥に、福岡県警の警備艇3隻が見えてきました。さらにその奥は海上保安庁の巡視船数隻が係留されていました。


中央から右 博多港国際ターミナル 博多港引揚記念碑 福岡港湾合同庁舎


博多臨港署 警備艇 げんかい


博多臨港署 警備艇 左より たかとう ほうまん


海上保安庁 巡視艇 とびうめ(手前)


海上保安庁 巡視艇

今回は「イベントヤード」まで歩きました。中央埠頭の手前3分の1に位置しますが、普段はなかなかここまで行きません。さすがに人の姿は減りますが、魚釣りをしている年配の男性や、スマホで風景を撮影している女性の姿がありました。ここから見て西側(博多埠頭)で九州郵船のフェリーが停泊していました。


イベントヤードより撮影 九州郵船 フェリーちくし

フェリーちくしもかなり大きな船ですが、それよりもさらに大きな、まさに海上マンションともいうべき大型クルーズ船の姿がありました。さすがにこの船のそばまで近づくことはできないので、望遠にして撮影しました。携帯電話のカメラなのでこれが限界です。

マンション風なクルーズ船を撮影して博多埠頭へ戻りました。頭上ではトンビ(?)が3羽、さえずりながら滑空していました。志賀島・西戸崎(さいとざき)から「きんいん3」が戻ってきています。船体に3羽のカモメが描かれています。大型のクルーズ船から見れば、きんいんもきんいん3もマリエラも小舟のサイズですね。


マンション船(詳しくは次のページにて)


上空を3羽のトンビ(?)が飛んでいた 画像はそのうちの1羽


福岡市営渡船 志賀航路 きんいん3

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